説明
1979年がファースト・ヴィンテージのオーパス・ワン。ムートンのバロン・フィリップとロバート・モンダヴィのジョイント・ベンチャーとして誕生し、当時としては例外的に最初から高価なプレミアムワインの生産を目指しました。デビュー以降、1996年までは安定した評価を勝ち取り、カリフォルニアのワイン産業に高級ワインという新ジャンルを定着させた大立役者となりました。
しかし1997年以降、オーパス・ワンは不調に陥ります。フランス風の造りをするのか、カリフォルニア流でいくのか、社内でワイン造りの方向性に衝突があった時期です。
さらに映画「モンドヴィーノ」にも描かれたモンダヴィ社の南仏への進出失敗により、モンダヴィ家内で経営方針を巡って父と子の対立が顕著となりました。
そして2004年にはついにモンダヴィ家はロバート・モンダヴィ社の株式をコンステレーションズ・ブランズに売り渡し、ロバート・モンダヴィ・ワイナリーともオーパス・ワンとも縁が切れてしまいます。
1984年はモンダヴィ家がかかわったオーパス・ワンの古典的なヴィンテージではベストの一つです。ワイン・スペクテーター、ロバート・パーカーともに「これまでリリースされたオーパスでは最上のものになるだろう」と述べています。
ワインスペクテーターのコメント(94点) 「幅広く、リッチで奥行きがあり、ブラックチェリー、ミント、カシスのフレーバーが層を成し、その上にトースティな、西洋スギの層も感じられる。非常に上手く統合された、十分なタンニンがあり、それは堅いけれどもラフではなく、長く十分なフィニッシュに続く。少なくとも5年は寝かせよう。これまでで最上のオーパス・ワンだ。」
パーカーのコメント(93点) |
80年代のカリフォルニアワインではよく見られますが、キャップシールにサビが出ているところがありますので、右上の写真をクリックしてご確認ください。ラベル、液面(コルク下1.2センチ)の状態は良好です。
【参考】楽天販売価格 ¥82,280 (2020/11/9)