説明
ピエモンテのバルバレスコの畑に植えてあったネッビオーロを引き抜き、カベルネ・ソーヴィニヨンを植えたアンジェロ・ガイア。それを見た父親のジョヴァンニが「なんて残念なことを!(ダルマージ!)」と叫んだのが、このワインの名前の由来です。
確かに当時としてみればピエモンテにカベルネ・ソーヴィニヨンを植えるなんてばかげたことにしか見えなかったのでしょう。畑はバルバレスコの優良な畑で、その上すでにネッビオーロが植えてあったのですから。
しかしアンジェロ・ガイアの考え方は、違いました。「ブドウが何であれ、土壌が良ければ質の高いブドウが育つ。世間の目をバルバレスコに向かせるためには、まず、よく世界的に知られているカベルネ・ソーヴィニヨンで注目を集めた方がよい。そうすれば、自然とこの土地に、そしてガヤという造り手に目が向くはずだ。そうすればバルバレスコが世界に認めれられるのも時間の問題だ。」
この考え方はぴったりと当てはまり、ダルマージが世間の注目を集め、それからガイア自身に、そしてバルバレスコに注目が集まっていきました。
ブドウのエキスを感じることの出来る、凝縮感のあるワインで、果実味、香りともにパワフル。ボルゲリ等で造るカベルネ・ソーヴィニヨンは一味違ったワインです。
ガイア(ガヤ)
トリノ市からほど近いピエモンテに本拠を構えるガイア(ガヤ、ガイヤと呼ばれることもあります)は、17世紀中頃にスペインからこの地に移住してきました。1859年、バルバレスコにガイア社を創立し、以降4代に渡りピエモンテのランゲ丘陵地帯でワインを造ってきました。
現当主のアンジェロ・ガイア氏はランゲ地域の伝統を尊重しつつ、畑から醸造所までの近代化を進め、大胆な革新をはかりました。彼は、バルバレスコで単一畑のワイン醸造や、ピエモンテで初めてのバリック(小樽)熟成、さらにフランスのブドウ品種であるシャルドネとカベルネ・ソービニヨンの栽培など、イタリアワイン界で革新的、先駆的な活動を行いました。
所有畑はバルバレスコ、トレイソ、アルバなどに52ヘクタールにおよび、すべて自社畑栽培のブドウからワインをつくり、自社でビン詰めしています。
ワインスペクテーターのコメント(91点) 「スタイリッシュで堅い。タニックで若いが、フルーツが詰め込まれ、十分な酸のために堅さを保っている。レッドカラント、チェリー、カシスのアロマがスモーキーで肉を思わせるフレーバーと結びついている。フィニッシュではピリッとした辛さやオークを感じるが、果実味はいつまでも止むことがない。」 |
ラベル、キャップ、液面(コルク下2.0センチ)の状態は良好です。
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