説明
単なるワイン好きが、パーカー100点連発の生産者に至ったサクセス・ストーリー!
創立は2005年ですが、2011年以降すでに8本ものパーカー満点のワインを生み出している驚異的なナパのワイナリーです。
オーナーでワインメーカーのラッセル・ビーヴァンは後に妻となる歯科衛生士のヴィクトリアとともに、ミネアポリスで歯科医を開業していました。2人ともワインは趣味として飲んでいましたが、ネットを通じてワイン好きの集うサークルに参加し、様々なマニア達と知り合うようになってワインオタクの道を一直線!ついに二人はネット上で自らコラムを執筆するまでになり、その取材やオフ会などのために生産地のカリフォルニアにたびたびやってくるようになりました。そこでフィリップ・トーニやロバート・フォーリーといった有名ワインメーカーと直接話をする機会を得ては、ついには自らのワイン作りを夢見るようになりました。
そして、長年の土地探索の結果、ソノマのバーネット・ヴァレーに念願の畑を買い、ワイン生産に乗り出しました。同時にナパのオークヴィルに畑を持つショウケット(Showket)からカベルネなどのブドウを買って、自社ブドウと買いブドウの両面作戦でワイン作りを始めました。ソノマのブドウからはピノ・ノアールやシャルドネを、ナパのブドウからはカベルネ・ソーヴィニヨン系のものを作っています。
そして2011年Tin Boxというカベルネ90%、プティ・ヴェルド10%のワインが早くもパーカー100点を獲得します。そしてその後も多くのハイスコアワインを生み出し、これまで8本のパーカー100点ワインを含む、95点以上のワインを107本も造りだしてきたのです。このような成功作によってビーヴァン・セラーズはスーパーワイナリーとしての名声を不動のものとしました。
ワインスペクテーター誌では「ワイン好きのネットおたくから醸造家になった初のカップルかもしれない…」として特集記事が掲載されたほどです。
ナパ産のカベルネ・ソーヴィニヨンがメインですが、ソノマやサンタバーバラのブドウを使って、シャルドネ、ピノ・ノアール、シラー、ソーヴィニヨン・ブランまで小規模なワイナリーとは思えない多種多様なラインアップを造っているところがさすが「ワインオタク」です。
パーカーのコメント 100点 「ラッセルはオークヴィルのテンチ・ヴィンヤードで決定的な畑仕事とワイン造りを行ったが、ここは極めて畑の賃料の高いエリアのど真ん中で、ルッド、スクリーミング・イーグル、フェルペス、ダラ・ヴァレなどがある。2014年カベルネ・ソーヴィニヨン・テンチ・ヴィンヤードは、ビーヴァンのこの年3つ目のパーフェクトワインで、私に言わせれば、3つの偉業である。4分の3がダルナジュー製の樽で、4分の1がタランソー製の樽で熟成され、まるで新月の夜のような真っ暗な色をしており、ブルーベリーとブラックベリーのリキュールの香りが隠しようもなく、アジアのスパイス、お香、花屋の香りも加わる。奥行きがあり、まるで摩天楼のような構造で様々な階層があり、酸とタンニンは素晴らしく統合され、このビッグでジューシーでみずみずしく、情熱的なワインは離れ業であり、今でも飲めるし今後20-25年はセラーに入れておける。 ラッセル・ビーヴァンは北カリフォルニアにおいて、2012年と2013年、そしていくつかの最上の2014年と、素晴らしい傑作を送り出し続けている。2015年はさらなる偉大なヴィンテージに見える。加えて2016年8月~9月上旬にかけてナパで試飲した2016年ヴィンテージは目を見張るほどシェイプアップされていた。 ビーヴァンの2014年ヴィンテージのワインはボトリングされ、エキサイティングであり、さらに爽快なワインである。しかしこのワインはアクセルを床まで踏み込んだフルスロットルの桁外れにパワフルなワインで、しかも素晴らしくバランスが取れて果実と統合されているので、元々香りの強いワインを敬遠する人向けのワインではないことをあらかじめご了承いただきたい」 |
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.5センチ)の状態は良好です。