説明
ターリーは「ワイン造りの女神」「天才ワインメーカー」と言われるヘレン・ターリーの弟であるラリー・ターリー氏が1993年に設立したワイナリーです。実際1995年まではヘレン・ターリーがワインメーカーとして辣腕をふるっていました。初代ワインメーカーとして、ヘレンはこのワイナリーの極めて濃厚なジンファンデルというスタイルを切り開いたのです。
とにかく、現在でもターリーは驚異的に濃厚なジンファンデル、プティ・シラーを生み出し、これらのブドウ品種の神髄を味わえます。
比較的安価なワインが多いジンファンデルにあって、ターリーだけは別格で、エントリーレベルでも50ドル超という頭一つ飛び抜けた価格がついています。しかしそれでも人気が高く、入手は極めて困難。有名ワインショップでも1ダース入荷するかどうかといったところで、待ちかまえたファンが奪いあっていき、瞬間蒸発してしまいます。
パーカーのコメント(98+点) 「ハウエル・マウンテン・ジンファンデルの中でも、多くのターリーのジンファンデル信者がもっとも納得できるのが2013年ジンファンデル・ラトルスネーク・リッジである。 ハウエル・マウンテンの山頂付近にあるオーガニックの畑からのもので、私が知る限りラリー・ターリーの畑ではもっとも標高が高い(2600フィート=約792m)。 この標高のためにどちらかと言うと冷涼な畑だが、霧が出る標高よりはかなり高いところにあるために日光をふんだんに浴びている。ラリー・ターリーのジンファンデルでは私がこれまでに飲んだものとしては最高の部類に入り、アルコール度数は15.7%で、ブルーベリー、ブラックラズベリー、ブラックベリーなどの果実が桁違いに凝縮しており、香りは花のようで、堅牢な構造が下支えしているが、(贅を尽くしたとまでは言わないが)贅沢な果実味、質感、フルボディの舌触りがある。 余韻は45秒以上続く。このワインは間違いなくワイン造りの金字塔で、ジンファンデルに対する消費者の意識を変えてきたこのワイナリーでも過去25年で最高傑作の1つである。このワインは今後10-15年が飲み頃だが、今から20-25年後に依然としてイキイキとしていたとしても驚かないだろう。」 |
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.5センチ)の状態は良好です。