説明
ターリーは天才ワインメーカー、ヘレン・ターリーの弟が所有するワイナリーです。ジンファンデル、プティ・シラーといったブドウを使って、驚異のワインを作り出しています。
プティ・シラーは管理人がもっとも好きなブドウです。うまくできたプティ・シラーはパワー、果実味、エレガンスが極めて高い次元でバランスするからです。そして何よりもカベルネやピノよりもお得であることが多いからです。
ちなみにプティ・シラーは「Petite Sirah」と表記するのが一般的ですが、「Petite Syrah」と書くのがターリーの流儀です。
パーカーのコメント(97点) 「このワインはナパのセント・ヘレナのダウンタウンにある1800年代後半から1900年代前半にかけて植えられた区画から造られている。カリフォルニアの古い畑ではよくあることだが、このブドウ畑も野生種を含む少なくとも26種類もの品種が植えられていた。 ライブラリーは私がこれまで試飲したカリフォルニアのワインでもっとも個性が際だつものだ。エキゾチックで魅力的で、グラスからは、継ぎ目がなくエンドレスに、色鮮やかな赤い果実、アニス、オレンジの皮、シナモンの香りが立ち上がる。パワフルでリッチだが、決して重くない、このワインは美味と言うしかない。ターリーの壮大なラインアップを考えれば、どのワインを買って良いか迷ってしまうのも当然だと思うが、私が財布と相談すれば、ライブラリーはショッピングリストのトップに来るに違いない。 聞いた所によると、セント・ヘレナ市はこの畑を市の公共事業用地とするかもしれないらしい。私にすれば、このような偉大な歴史的な畑が消えてしまうとしたら悲劇と言うしかない。つまるところ、新しい学校だの図書館だのはどこにだって作ることはできるが、記念碑的なワインは世界でもごく限られた特別な場所でしか作ることはできないからだ。カリフォルニアの歴史的なブドウ畑がユネスコの世界遺産となる未来を想像することは的外れなことではない。」 |
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.6センチ)の状態は良好です。