説明
シン・クア・ノンのクランクル氏が立ち上げた意欲的なプロジェクト
毎年違う名前とボトルデザインという奇抜なアイディアながら、毎年満点かそれに近い得点をとり続ける奇跡のカルト・ワインがシン・クア・ノン。そのシン・クア・ノンを率いるマンフレッド・クランクル氏が立ち上げた別プロジェクト、Next of Kynの最新ヴィンテージです。シン・クア・ノンよりもさらに意欲的なワインをリリースしています。
2007年がデビューヴィンテージで、そのワインに「No.1」と名前をつけ、毎年番号が上がっていくことになっています。2020年ヴィンテージは「No.14」です。ただしラベルデザインやボトル形状は毎年同じでシン・クア・ノンよりも保守的な指向です(ちなみにシン・クア・ノンも商標の問題が起きるため現在はワインの名前を変えることはしていません)。
所有するCumulus Vineyard産のシラー、グルナッシュ、ムールヴェードルなどをブレンドして造られます。生産量はシン・クア・ノンよりもさらに少ない毎年125-400ケースほどしなかく、もちろん入手は至難の業です。
WA誌のコメント(97点) 「私がこのワインを試飲したのは7月6日で、3月23日に瓶詰めされてからさほど時間がたっていない頃だった。41%のグルナッシュ、27%のプチシラー、25%のシラー、5.5%のムールヴェードル、1.5%のプチマンセンのブレンドで、全房比率35%で醸造され、新樽比率23%のフレンチオークで約30か月熟成された。このキュヴェは毎年変化している。マンフレッド・クランクルはコンクリート槽の使用が増加していることを指摘しており、このヴィンテージの約半分はコンクリート槽で熟成された。ブレンド比はシラーへの依存度が低くなり、このキュヴェはブドウ園の植栽状態をよりよく表している。そのアロマは若々しくスパイシーで、チェリーパイのコアの上にバニラビーンズとココアパウダーが感じられ、グラス内で時間の経過とともにタール、ブルーベリーのコンポート、湿った土、ラベンダーのノートが広がってくる。フルボディの味わいはシルキーで、継ぎ目がなくジューシー、足下は軽やかで、コイルされたフルーツと長いグラファイト主導のフィニッシュがある。何と多くのものが次から次へと出てくるのだろう!2023年の秋に351ケースと222本のマグナム相当がリリースされる。Touriga Nacionalを1本含む4本セットとして販売される」 |
デビュー以来毎年シン・クア・ノンと肩を並べる得点を献上され、米国内市場価格はシン・クア・ノンを上回っています。
ラベル、キャップ、液面(コルク下1.2センチ)の状態は良好です。