説明
2017年のシン・クア・ノンはワイン・アドヴォケイト誌でシラーが97-100点、グルナッシュが98-100点という超ハイスコアとなっています。近年にない最高のヴィンテージが予想されます。
2014年秋にバイクの大事故により九死に一生を得たシン・クア・ノンのオーナーのマンフレッド・クランクルでしたが、その後車椅子での長いリハビリを経て、ようやく復活してきたようです。
パーカーのコメント(98-100点) 「2017年のグルナッシュはブレンドが終わり8月にはボトリングされる。ブレンド比は 76% グルナッシュ 10% ムールヴェードル 9% シラー 3.8% プティ・シラー 1.2% ヴィオニエ 産地の畑は そして23%フレンチオークの新樽、48%古樽(サイズは様々)、29%がコンクリート槽で23ヶ月熟成させており、46%(ほぼグルナッシュ)は全房発酵させている。 ミディアムからガーネット/紫色で、この若く、巨大なグルナッシュはグラスから爆発するかのようで、赤いバラ、シナモンスティック、ライラック、砕いたブラックチェリー、チョコレートボックス、アニス、低木、ドライハーブなどの香りは信じれず、ラベンダー、土、スモークした肉などが穏やかに波のように押し寄せる。 |
シン・クア・ノン
カリフォルニアの最上のシラー、グルナッシェ、デザートワインの作り手と言えるでしょう。オーナーでワインメーカーのマンフレッド・クランクル氏は鬼才という言葉がぴったりの人で、それほどワイン造りの経験があるわけではないのに、超高品質なワインを生み出しているのです。
シン・クア・ノンを有名にしているのが毎年ボトルデザイン、ラベルデザインがガラッと変わってしまうこと。一見しただけではどこのワインか全くわからないのです。通常はラベルなどのブランドイメージを何とか確立しようとがんばるものですが、ここにはそんな常識は通用しないようです。しかもラベルやボトルのデザインはクランクル氏自らが行っているというのですから、ワインメーカーというよりはデザイナーかアーチストといった方がいいくらいです。
ラベル、キャップ、液面(コルク下1.2センチ)の状態は良好です。