説明
シドゥーリとは古代バビロニアの「ワインの女神」とのことですが、ことカリフォルニアにおいては、ピノのスーパースターを指す言葉と言えるでしょう。自らのピノを「ウルトラ・プレミアム・シングル・ヴィンヤード」というピノの化身、アダム・リー氏が率いる「シドゥーリ」は、1994年設立のピノ専科。今や「シドゥーリにブドウを使用されればピノのトップグロワー入り」と見なされる風潮すらある人気と実力を誇ります。
北(オレゴン)から南(サンタバーバラ)まで、AVAに囚われず全米各地にわたって上質のピノを捜し求めては面積単位でブドウを購入しています。ただ種類が多いのみならず、そのすべてがプロの専門家、あるいは一般消費者としての愛好家、その双方からも多大な支持を受ける曇りない質の高さを誇ります。
その結果、数多存在する「ピノ専門家」の中でも代名詞的存在になり、不動の地位を確立しました。その姿はやはり同様に全米各地から単一畑にてジンファンデルを造る「ターリー」にも似ています。かつてはその「ターリーのピノ版ワイナリー」と説明していた時期もありましたが、もはやそんな表現は無粋なほどの名声を誇っています。
中でもピゾーニ・ヴィンヤードはシドゥーリのラインアップでも別格のワインで、公式サイトでも販売されていません。
パーカーのコメント(92点) 「美しい2003年ピゾーニ・ヴィンヤードは花々、ブラックフルーツ、リコリス、森の地面、スパイスボックスの複雑な香りを誇っている。フルボディの甘さ、リッチさ、華やかさ、長く続く香りの良いフレーバー、印象的な純度の高さ、そして何層にも感じる食感と余韻があり、5-7年は美味しく飲めるに違いない。」 |
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.5センチ)とも状態は良好です。