説明
毎年違う名前、ボトルデザインという奇抜なアイディアながら、毎年満点かそれに近い得点をとり続ける奇跡のカルト・ワインがシン・クア・ノン。そのシン・クア・ノンを率いるマンフレッド・クランクル氏が立ち上げた別プロジェクト、Next of Kynがついに入荷して参りました!
そしてこのワインはポルトガル原産の Touriga Nacional(トゥーリガ・ナシオナル)というブドウを使って造られています。このブドウはポートワインを造るためによく使われるブドウですが、ポルトガル以外でこのブドウのワインはほとんど聞いたことがありません。所有するCumulus Vineyardでトゥーリガ・ナシオナルを栽培しています。
Next of Kynでは2015年からこのワインを造っていますが、わずか100ケースしかないこのワインにワイン・アドヴォケイト誌は95+点を献上、そして2年目の2016年も100ケースのみで97点、そして3年目の2017年は98+点となりました。世界でもほとんど注目されていない品種を使って100点に近い点数を取るワインを造ってしまうクランクル氏は天才という他ありません。
2015年がデビューヴィンテージで、そのワインに「Numero Um」(ポルトガル語で「1番」の意)と名前をつけ、毎年番号が上がっていくことになっています。2016年がNumero Dois(2番)、2017年がNumero Tres(3番)です。
生産量はシン・クア・ノンやネクスト・オブ・キンのシラーよりもさらに少ない毎年100ケースほどいかないため、入手はかなり難しく米国内市場価格はシン・クア・ノンを上回っています。
パーカーのコメント(98+点) 「このキュヴェはクランクルの「ホーム」と呼ぶにふさわしいクムラス・ヴィンヤード(2008年に植えられた1エーカーの小さな畑)からのブドウのみで造られている。 このワインは80%トゥーリガ・ナシオナル、8%プティ・シラー、6%シラー、6%グルナッシュのブレンドで全房率44%である。60%新樽のフレンチオークの小樽で33ヶ月熟成された。 非常に深いガーネット/紫色で最初のうちは香りが少々おとなしく、控えめなタール、新皮、肥沃な土が感じられるが、次第に焼いたブラックプラム、ブラックベリーパイ、ダークチョコレート、キャンディがけのスミレ、鉛筆の芯、メンソール、ドライローズなどの魅力的な香りが出てくる。最初に口の中にやってくるのは退廃的で、フルボディの味わいのテクスチャーで、これは口の中で子猫をなでているようなとでも言えばいいだろうか。 素晴らしいフレッシュさが、輝くような歯ごたえの良いブラックフルーツが脚光を浴びせいつまでも続く薫り高いフィニッシュへと昇華されていく。気が遠くなっていくよ!今でも十分美味しいし、おそらく飲み頃でもあるが、少なくとも4-5年は寝かせることをおすすめしたい。そうすればきつく閉じ込められたニュアンスが表に出てくるだろう。今後20-25年以上は飲む喜びを与えてくれ続けるはずだ。89ケースと223本のマグナムが精算された。」 |
ラベル、キャップ、液面(コルク下1.5センチ)の状態は良好です。