説明
シン・クア・ノンの右腕が独立したワイナリー!早くも「最もシン・クア・ノンに近い」との評判!
シン・クア・ノンの総帥マンフレッド・クランクルの右腕、ジム・ビンズ氏が長年のシン・クア・ノンでの経験を経て、2012年に設立したのがアンドレミリーです。
ジム・ビンズの父は家畜を飼育する農家で、ジムは幼少期から父の農場のすべての面で係わり、「とにかく一生懸命に働くこと」が習慣として身についたそうです。ジムが20代前半にパソ・ロブレスで働いていた頃、どこからかその勤勉な仕事ぶりを聞きつけたマンフレッド・クランクルが引き抜いたと言います。そして1996年からシン・クア・ノンで働き始めると、セラー・マスターを任されるまでになり、シン・クア・ノンの躍進に無くてはならない存在となりました。
ジム・ビンズ氏はシン・クア・ノン在職中の2012年にアンドレミリーの最初のワインをリリースしますが、その後2016年に完全に独立して、アンドレミリーに専念しています。
アンドレミリーとは自身の子供、アンドレとエミリーを合わせたものだそうです。現在、シラーとムールヴェードルの2種類のワインだけを造っています。ワイン・アドヴォケイト誌はデビューの当初からジム・ビンズ氏を「The Right Hand Man」(最も頼りになる助手、右腕)と呼んできましたが、2019年のムールヴェードルにアンドレミリー初の100点を献上し、「最もシン・クア・ノンに近いワイン」との評判を得るに至っています。
シン・クア・ノンの代表品種と言えばシラーとグルナッシュですが、ブレンド用に補助的に使われてきたムールヴェードルにフォーカスして100点を取るなどジム・ビンズ氏はただ者ではありません。
WA誌のコメント(100点) 「このワインは、私が飲んだムールヴェードルでも最高のワインだろう――アメリカのムールヴェードルとしては議論の余地なく最高のワインだ。このヴィンテージには18%のシラーと1%のヴィオニエもブレンドされ、全房比率75%で造られた。ブドウはサンタバーバラ郡のアルタ・メサ・ヴィンヤード、ビエン・ナシード・ヴィンヤード、ラーナー・ヴィンヤードのものとパソ・ロブレスのG2ヴィンヤードのものが使われている。50%の新樽(フレンチオークのバレルと600リットルのドゥミ・ミュイ)、残りは50%の古いバレルにて21ヶ月間熟成された。 深いルビー色でゆっくりと開いていくブルーベリー・リキュール、スミレ、ラベンダーのアロマがあり、森の地面、ミントの葉、コーヒー豆などのタッチも含んだ土壌の香りが出てくる。フルボディの味わいで、ニュアンスのある青いフルーツの層が爆発するかのように次々と出てくると、美味しそうな底流を感じ、ボトル熟成していくこれからが本番だと思わせる。 タンニンは豊富で実に細かく、フレッシュな酸の爆発によって花のような香りと非常に長く多層的なフィニッシュが際立つ。ボトリングは2021年8月7日で、試飲は2022年5月25日、約490ケースとわずかのマグナムが造られた」 |
ラベル、キャップ、液面(コルク下1.3センチ)の状態は良好です。