説明
フラッグシップのロマネ・サンヴィヴァン、DRCのすぐ隣の区画から!
DRCが所有するロマネ・サン・ヴィヴァン区画の真下に位置する、わずか24畝の区画からできるラルロのフラッグシップです。リアルワインガイド誌をして99点を献上させ、「ルーミエのミュジニーか!?」と言わしめた最強ヴィンテージ2012年です。
リアルワインガイドのコメント(今飲んで96点、ポテンシャル99点 飲み頃予想 2022-2057年) パーカーのコメント(94-96点) |
ドメーヌ・ラルロ
1987年に、大手保険会社アクサ・ミレジムがネゴシアンのジュール・ブランが所有していた畑を買い取り、ドメーヌ・デュジャックのジャック・セイス氏のもとで働いていた、ジャン・ピエール・ド・スメ氏が責任者として加わりスタートしました。創業時からビオディナミ農法によるブドウ栽培をスタートさせた生産者です。
スメ氏は2006年末で引退し、その後をオリヴィエ・ルリッシュ氏(2010年ヴィンテージまで担当)、ジャック・ドゥヴォージュ氏が栽培醸造面を引き継ぎ今やニュイ・サン・ジョルジュでも注目株となったドメーヌです。そしてジャック・ドゥヴォージュ氏も2014年末でクロ・ド・タールへ去り、現在は元アレックス・ガンバルにて辣腕をふるった女流醸造家ジェラルデューヌ・ゴドー氏が指揮しています。
ドメーヌ・ラルロでは、ブドウ栽培、醸造において、自然な手法が心がけられています。15年ほど前からビオディナミによる栽培方法が模索され、1999年に所有畑の一部1.5haに導入されました。そして2000年に3ha、2001年に6ha、2002年には10haと着実にビオディナミによる栽培畑が増やされ、2003年産からは全ての畑においてビオディナミによる栽培がおこなわれています。
ブドウは収穫時と収穫後に徹底して選別されます。除梗はせず、醗酵は天然酵母で 30~32度を超えないように保たれながら3週間以上にもわたって行われます。ピジャージュは足で1日に3回おこなわれます。ワインを醗酵槽から樽に移すには重力が利用されます。ポンプを使うとワインに負担をかけるためです。
このように全ての工程でワインが疲れないよう最大の注意を払い醸造されます。軽く澱引きが行われ、樽熟成の後、無濾過で瓶詰されます。樽熟成に使用する樽には、香りのポテンシャルの高いアリエ産の木を自社で購入し2年以上乾燥したものが使用されます。新樽比率は50%以上です。
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.3センチ)とも状態は良好です。