説明
ロバート・パーカーが「ワイン・バイヤーズ・ガイド」の中で赤ワイン・白ワイン共に五つ星で讃える第一級の生産者がルロワとアンリ・ボワイヨです。
全ての工程を徹底する完璧主義者として有名で、収穫の際にも手摘み・選果した果実は醸造所でさらに厳格に選別され、納得のいかない果実はワインに使われません。雹害や腐敗があった年はピンセットを使用するほど繊細な選果をすると言われています。
この「レ・ザングル」はヴォルネイの1級畑ですが、かのマダム・ルロワがここの畑に惚れ込んで、1988年のドメーヌ設立以前からずっと造り続けていることでも知られます。
ボワイヨ家は1630年からの記録に残るヴォルネイで最も古い家柄の一つで、ドメーヌ(ドメーヌ・ジャン・ボワイヨ)の創業は1885年にまでさかのぼります。現当主アンリ・ボワイヨ氏は5代目になります。現在、ピュリニー・モンラッシェとヴォルネイを中心に約15haの畑を所有しています。
アンリ・ボワイヨ (マットクレイマー著「ブルゴーニュワインがわかる」より)
「ヴォルネイの生産者だがレ・ジャロリエールの最大所有者で、仕事ぶりは並はずれている。かれのジャロリエールを、ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドールの作(絹のようになめらか)と比べることは、楽しみでもあり有意義でもある。どちらも見事なワインである」
1976年はマイケル・ブロードベントがその著書で1976年の赤は「大歓迎の当たり年」としている、非常に優良なヴィンテージです。
ブルゴーニュ 1976年 (マイケル・ブロードベント著 「ワイン・ヴィンテージ案内」より) 1976年はすべて順調。暖かくて霜のおりなかった冬、夏も非常に暑く乾燥。酷暑も9月の収穫期には幾分弱まった。赤 ★★★★ 大歓迎の当たり年。3年連続の不作にストップをかけた。色づき、果実味、エキス分、アルコール分もよく含んだワイン。ただ、タンニンの過剰はなおりそうもない。ボジョレは1976年も当たり年。おそらく47年、59年、64年に匹敵する。 |
ラベルにシミがあります。キャップ、液面(コルク下2.2センチ)の状態は良好です。