説明
まだデビューして4年目の新しいワイナリーですが、すでにアメリカではカルトワインの仲間入り。それもそのはず。シン・クア・ノンのマンフレッド・クランクル氏の息子が中心となって、シン・クア・ノンの畑のブドウとテクノロジーで造ったのですから当然でしょう。
ワイン・アドヴォケイト誌のコメント(94-96点)
「まだボトリングされていないが、このワインの将来はバレル内から約束されている。サンタ・バーバラ・カウンティにあるサンフォード&ベネディクトとビエン・ナシードの畑のブドウから造られている。10%ムールヴェードル、9%シラー、4%の白ワイン(シャルドネとルーサンヌ)もブレンドされた。51%の全房比率で25%のフレンチオークの新樽で20ヶ月間熟成された。
光を通さないルビー/紫色で、ピュアなブルーベリー、ボイズンベリー、ローム層土、コーヒー、スミレの香りが爆発する。味わいは凝縮しているが開放的で、大量の細かいタンニン、継ぎ目のないフレッシュさ、長いフィニッシュがあり、花のような香りがスゴい。この若い段階でもかなりの複雑さがあり、香り、味わいとも次々とニュアンスを変えていく。試飲日は2022年5月24日で、ボトリングは2022年7月予定、310ケースの生産」
フィンガーズ・クロスド
カリフォルニアの最上のシラー、グルナッシュの造り手シン・クア・ノンを率いるマンフレッド・クランクル氏の息子ニコラス・クランクル氏が中心になって2017年ヴィンテージから始まった「FAETHM」(ファゾム)。シン・クア・ノンの優良畑のブドウを惜しげもなく使い、シン・クア・ノン流のテクノロジーで造り上げたワインはパーカーからグルナッシュに96点が献上されるなどいきなり高得点をゲット。造っているワインはシラー、グルナッシュ、辛口の白、そして2020年からのロゼです。
なお、デビュー・ヴィンテージではFAETHMがワイナリー名で、ワイン名がFingers Crossedでしたが、2年目よりワイナリー名をFingers Crossedに変更しました。
ラベル、キャップ、液面(コルク下1.3センチ)の状態は良好です。