説明
アルバン・ヴィンヤーズ
アルバン・ヴィンヤーズはカリフォルニアで最初にローヌ系の品種（シラーやグルナッシュ、ヴィオニエなど）を栽培した先駆者であり、オスピス・ド・ローヌを立ち上げ、ローヌ品種の普及につとめた大功労者です。カリフォルニアのシラーとグルナッシュではシン・クア・ノンと並ぶ筆頭生産者であり、これまで7つのパーカー100点ワインを輩出しており、Reva、Lorraine、Seymour’sの３つの単一畑全てがパーフェクトに輝くという偉業も達成しています。市場でも滅多に見ないカルトワインです。
ロレーヌはこの2004年、2005年、2006年と3年連続でパーカーから100点を献上されたとんでもないワイン。最近の2018年に4度目のパーカー100点を獲得しています。
ワイナリーの黎明期、アルバン創設者のジョン・アルバンはワイン造り以外の時間はその全てを畑の探索に費やしたそうです。そして7年間をかけて「セントラル・コーストのありとあらゆる畑を見て回った」とのこと。そしてついに見つけたのがサン・ルイス・オビスポ郡にあるEdona Valleyと呼ばれるところでした。サンフランシスコとロサンゼルスの中間点からややロサンゼルスに近い、海沿いの山地です。
| パーカーのコメント（100点） 「2004年のシラー・ロレーヌは、信じられないほどの奥行きとリッチさがあり、より多層的で凝縮しており、チョークとフリント土壌の良い点に恵まれ、アルバンのスタンダードであるバレルによる長期熟成によって42か月近くをバレル内で過ごした。ジョンによると、エイジングに関係なくいつでも飲む事が出来るワインである。輝くようなアロマ、退廃的な質感、衝撃的なフィニッシュなど私のスイートスポット全てをヒットしてきた。Revaに見られる海洋のような塩味の痕跡を示し、大量のブーケにはブラック・ラズベリー、クレマドカシス、塩漬け肉、液状化したスモークなどがあり、アロマとフレーバーのバイキング料理のようである。フルボディで継ぎ目がなくバランスが取れ、素晴らしい凝縮度があって場違いなものは何もなく、このワインは世界でここだけの信じられないほどのシラーの表現である。素晴らしく美味で、もちろん今後少なくとも10年は飲み頃のピークが続くはずだ。 ジョンの話では、グルナッシュの2つのワインはどちらも敷地内に元からあったグルナッシュからのもので、これをどう扱ったものかわからずそのままにしておいたもの。一方シラーは土壌のタイプ別に植えられたブドウからのもので、家族の名前が付けられている。Revaはジョンの母親、Lorraineは妻、Seymourは父親だ。シラーのワインは全て42ヶ月近くオークで熟成する」 |
ラベル、キャップ、液面（コルク下0.4センチ）の状態は良好です。
