説明
サッフレディはカベルネ・ソーヴィニヨンを主体にした、プピッレのフラッグシップで、「トスカーナのラフィット」の異名を取るワインですが、ワインスペクテーター誌で2010年まで30年間テースターを務めたワイン界の重鎮ジェームス・サックリン氏が100点を献上し、その異名を確固たるものにしています。
トスカーナのシャトー・ラフィットの異名
トスカーナのマレンマ地方、モレッリーノ・ディ・スカンサーノ地区に位置するファットリア・レ・プピッレが現在のようなプレミアムワイナリーとなったのは、現オーナー、エリザベッタ・ジュペッティと、当時わずか2haの小さな畑をもっていたに過ぎない同ワイナリーとの出会いに始まります。
1970年代終わり、サッシカイアが世界市場で高評価を獲得し、この地域のポテンシャルが見直されるようになり、1978年モレッリーノ・ディ・スカンサーノD.O.C.が設立され、ファットリア・レ・プピッレでもD.O.C.ワインを造り始めました。
その品質の高さに驚かされたジュペッティ女史は、「この地で偉大なワインをつくりたい、その目標に生涯をかけよう」と、このワイナリーの所有権を取得します。そして当時「サッシカイア」「ソライア」「ティニャネッロ」を手がけていた天才の誉れも高い銘醸造家、ジャコモ・タキス氏をアドバイザーに迎え、1987年から現在も続くワイナリーのフラッグシップ「サッフレディ」をリリースしました。
1990年代には世界的評価を得て、「トスカーナのシャトー・ラフィット」の異名を取るほどになりました。そしてちょうど25周年ヴィンテージとなった2012年サッフレディは、ワイン界の重鎮であるジェームス・サックリン氏から大絶賛され、100点を獲得、トスカーナのシャトー・ラフィットの異名をより高めるものとなりました。
現在、コンサルタントとしてクリスチャン・ル・ソメール氏(元シャトー・ラトゥール、現在はドメーヌ・バロン・ド・ロートシルトの海外ワイナリー担当)がワイン造りに加わっています。
ジェームス・サックリンのコメント(100点) 「非常に堅牢で、長い余韻を持つ記念碑的なサッフレディだ。フルボディであるが、活発でイキイキとしている。カラント、ミント、濡れた土のアロマとフレーバーがある。フルボディで、噛み応えがあり、パワフル。カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルドのブレンド。このワインには、サッフレディが造られてから25周年を記念する特別なラベルが貼られている。これまで造られたサッフレディで最も偉大なもので、「トスカーナのラフィット」という異名をさらに強固なものとした。少なくとも5年のボトル熟成が必要だが、飲み頃の入り口とも言える。スーパー・トスカーナが好きな人は必ず買うべきワインだ。 パーカーのコメント(95点) |
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.3センチ)とも状態は良好です。