説明
ダーレンベルグは1912年にジョゼフ・オズボーン氏がマクラーレン・ヴェイルで畑を購入したのが最初です。その後息子のフランク氏が畑を拡大させ、1928年には醸造所が完成しました。1959年にダーレンベルグの名で初めてワインがリリースされて以降、現在の当主であるチェスター・オズボーン氏の指揮の下、オズボーン・ファミリーが4世代にわたりワイナリーと数々の畑を受け継いでいます。
現在、マクラーレン・ヴェイルに72haの畑を所有する他、アデレード・ヒルズに自社畑を所有しています。
デッド・アーム・シラーズ
ダーレンベルグのフラッグシップ、デッド・アーム・シラーズは、ブドウをゆっくりと腐敗させるユーティパ・ラタという菌に冒された樹から造られます。この菌のため2本の枝のうちの1本が枯れてしまいますが、残る1本に凝縮した房が実り、これから力強い風味のワインが造られるのです。デッド・アーム・シラーズは酸味が豊富で、チェリー、甘草、スパイス、オリーブなど複雑な風味にまとわれ、きめ細かいタンニンが伴い、長期熟成に耐えうる資質が備わっています。
2001年ヴィンテージはそのデッド・アームでも過去最高のヴィンテージと評価されており、ロバート・パーカーは98点を献上しています。
パーカー98点 「読者の方々は是非このワインを見つけていただきたい。最高のキュヴェなのだから。 濃い黒/紫色で、溶けたリコリス、グラファイト、ブラックベリー、カシス、お香、アニス、トースティーなオークのアロマはこの上なく素晴らしい。信じられないほど凝縮しており、ものすごい純度の高さ、つるつるして粘り気のある質感、60秒以上続く驚きの長さを持つフィニッシュがある。この驚異のワインは5-6年のセラー熟成が必要だろうがその後20-25年は美味しく飲めるはずだ。 チェスター・オズボーン氏こそ、この高品質と良心的値段を両立させているこのワイナリーのキーパーソンで、それを全ての価格帯のワインで成し遂げていることは賞賛に値する。もしオーストラリアのワインが好きでたまらないなら、全てのワインで十分なソウル(魂)とキャラクターを持つダーレンベルグこそ探すべきワインだ。手短に言えば、創業者/ワインメーカーであるチェスター・オズボーン氏がワイン・アドヴォケイト誌からだけでなく、全ワイン業界の人から捧げられる賞賛は実に正当なものだ」 |
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.9センチ)の状態は良好です。