説明
テンプラニーリョと言えばスペイン固有品種として有名です。スペイン以外ではほとんど成功した例がなく、最高級のテンプラニーリョはスペインの独壇場でした。
しかしパーカー主催のワイン・アドヴォケイト誌で、唯一の例外として挙げられたのがこのカユースのインプルシーヴォです。なんと2006年には過去最高の100点を献上され、テンプラニーリョの最高峰、スペインの生きる伝説「ピングス」に唯一対抗できるワインと絶賛しています!
パーカーのコメント(100点) 「2006年Impulsivoには完全にノックアウトされたのだが、Cayuse史上で2006年は最も偉大なヴィンテージということが明らかになると思う。あらゆる意味で完全にクラシックで、クレマ・ド・カシス、カラント、乾いた血、乾燥させたスパイス、生の肉などの濃厚でリッチな香りがあり、このすさまじいとしか言いようがない2006年を口に含むと最初にフルボディのリッチさが感じられ、中間部の味わいはスリリングで、そこから始まるタニックな構造はフィニッシュまで完全に続いていく。そのテクスチャーはまさにケタ違い。結局のところ、これは30年以上は優に生き続けるだろう」 |
カユース・ヴィンヤード
フランスのシャンパン・ハウス「バロン・アルベール」家の三男、クリストフ・バロン氏が、フランス人として初めてワシントン州で開設したワイナリーです。彼は当初、オレゴン州にピノ・ノアールの畑を買おうとして渡米したのですが、偶然寄り道したワシントン州ワラ・ワラ・ヴァレーの土地に一目ぼれしてしまい、当初予定のオレゴン・ピノではなく、ワシントン・シラーを造ってしまったというエピソードがあります。
根底にシャンパーニュとブルゴーニュで学んだ醸造学が流れるカユースのワインは、エレガントというよりもむしろゴージャスで、背筋をさすられるようなゾクゾクする味わいにはクロワッサンのように幾重にも折り重なる果実味の“層”が存在し、めくってもめくっても芯にたどりつけないほどの旨みの多重奏は、シラーの究極のスタイルを思わせます。
ロバート・パーカーはこのテンプラニーリョについて
「アルゼンチンはメンドーサのウコ・ヴァレーとサウス・オーストラリアでとてもいいものは造られているが、スペイン以外では偉大な物はできないというのが私の主たる見立てである。
しかし一つだけ例外がある。このクリストフ・バロンの持つ小さなテンプラニーリョの区画のことである。ここのワインに対抗できるものは、私の考えでは、ペーター・シセックがリベラ・デル・デュエロで生み出す偉大なテンプラニーリョ、ドミニオ・ピングスだけである」
と述べています。
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.9センチ)の状態は良好です。
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