説明
2019年がラスト・ヴィンテージとなったレアな単一畑のシャルドネ
カレラのビエン・ナシード・シングル・ヴィンヤードは毎年リリースされているわけではなく、非常にレアなワインです。カレラのセントラル・コーストのシャルドネやピノ・ノアールにはこのビエン・ナシード畑のブドウも使っているので、両者の関係は古くからあるのですが、単一畑としてボトリングするのは極めてまれなヴィンテージのみです。
元々は50年前(1973年)にビエン・ナシード・ヴィンヤードに植えられたシャルドネでしたが、最近引き抜かれて植え替えられてしまいました。そのためこの2019年がこの歴史ある畑の最後のシャルドネとなりました。なおカレラでは2015年にこのビエン・ナシード・ヴィンヤードのシャルドネを「40周年記念ヴィンテージ」と冠してリリースしています。
カレラのオーナー、業界の象徴的存在だったジョシュ・ジェンセン氏ですが、高齢で後継者も見つからなかった事から2017年にワイナリーを永年の盟友だったダックホーンのダン・ダックホーン氏に売却しました。しかしワイナリーの全スタッフは留任し、ジョシュ・ジェンセン自身もコンサルタントとして同じポジションで仕事を継続し、このワインの醸造にも関わっています。
カリフォルニアのロマネ・コンティ
日本ではマンガ「ソムリエ」でブラインドテイスティングでロマネ・コンティと間違えられるというエピソードでその名を知られるようになりました。また「世界バリバリバリュー」(TBS系)というテレビ番組で、ロマネ・コンティを格安で飲むという企画がありました。カリフォルニアのロマネ・コンティと呼ばれて久しいカレラですが、番組内ではその「ロマネ・コンティに最も近い味」として取り上げられました。カレラは、オーナーのジョジュ・ジェンセン氏が、DRCの苗木をこっそり持ち帰ったとか、人工衛星を駆使してピノ・ノアールに最適の地を探し出したとか逸話に事欠かないワイナリーですが、カリフォルニアのロマネ・コンティの異名は伊達ではありません。
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.3センチ)の状態は良好です。
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