説明
一族が1938年から所有していたロシアン・リヴァー・バレーの土地に、1959年、現オーナーの父であるジョー・ロキオリ氏がその潜在能力を見いだし、いち早くブドウの栽培に取り組みました。当時はブドウ栽培農家に徹して、もっぱら近隣のワイナリーにそのブドウを販売していました。
しかし1982年、現オーナーのトム・ロキオリ氏が自社でワインを造り始めました。現在でも栽培するブドウの70~75%は契約ワイナリーに販売されていきますが、ロキオリのブドウを買うことができるのは、ロキオリが一流と認めたワイナリーだけで、ウイリアムズ&セリエム、ゲリー・ファレルなどほんの数えるほどです。
ロキオリのワインは、ワインメーカーでもあるトムが、ゲリー・ファレル氏のコンサルティングを得ながら品質重視を貫いており、今やカリフォルニアのピノ・ノアールとシャルドネの作り手としては屈指の評価を確立しています。
レイチェルズ・ヴィンヤードはパーカーが「コシュ・デュリのムルソー・ペリエールと簡単に間違えてしまう」というほどの非凡なワインです。
パーカーのコメント(96点) 「このワインは砕いた岩のリキュールを誇り、そこに花、ホワイト・カラント、ピーチ、レモンが入り込んでくる。極上の酸とリッチさ、格調高いフィニッシュがこのワインがコシュ・デュリのムルソー・ペリエール(非凡なワインである)と簡単に間違えてしまう性格を与えている。今後10年で飲んでしまおう。トム・ロキオリに栄光あれ。彼こそはファンファーレが鳴るようなハデさはないが、ケタ外れにアロマティックで、香りが多次元的なワールドクラスのワインを造り続けているワイン界の偉大な男である。」 |
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.6センチ)とも状態は良好です。