説明
パーカーがその試飲能力に惚れ込んだ男、ジェブ・デュナック!
ジェブ・デュナック(Jeb Dunnuck)氏は元々エアロスペースのエンジニアでしたが、独自に「The Rhone Report」というローヌ系ワインのレポートをWebで発行していました。2013年それを見たロバート・パーカーが彼の試飲能力に惚れ込み、ワイン・アドヴォケイト誌のテースターとしてスカウトしました。驚くことにパーカーは自分が最も情熱を持って取り組んでいたローヌの担当を彼に振り分けました。Jebもワイン評論家として生きていくことを決意し、エンジニアの職を辞してWA誌での執筆に情熱を注ぎ込むこととしました。
WA誌ではローヌ以外にもオレゴン、カリフォルニア、ワシントン州のワインにまで担当区域を広げていき、同誌で最も勢いのある若手テースターとしてのポジションを確立していきました。
しかし、アメリカでは良くあることですが、実力を評価された人間はいつまでも組織の一員として活動することを好まず、より大きな成功を求めて独立することを選択します。ジェブも2017年にワイン・アドヴォケイト誌から独立し、自らのワイン評論活動を始め、jebdunnuck.comを立ち上げました。
ジェブ・デュナックが絶賛したオベール2016年
そのジェブ・デュナック氏が激賞したのがオベール2016年のピノ・ノアール。UVヴィンヤードの100点を筆頭に、軒並み高得点を献上しました。
ジェブ・デュナックのコメント(99点) |
オベール(オーベルト)
コルギンのワインメーカーをしていたマーク・オーベルト(Aubertはフランス人なので、フランス語読みすると「オベール」らしいですが、アメリカ人ではそれを知らない限りオベールと読む人はいないでしょう。当サイトでも英語読みでいきます)が独立して立ち上げたワイナリーです。2001年が最初のヴィンテージでしたが、いきなりパーカーがシャルドネに対して94点を献上し、超品薄ワインになりました。その後も評価は上がる一方で、値段もウナギ登り。キスラーやピーター・マイケル、マーカッシンらに並ぶ人気、実力と言っても過言ではありません。そしてカリフォルニアにおいてすらますます入手が困難になっています。
作られているのはシャルドネとピノ・ノアールで、シャルドネはもちろんですが、最近はよりレアなピノ・ノアールの人気がすさまじいです。
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.3センチ)の状態は良好です。