説明
ピノ・ノアールの名手ロキオリは今や、カリフォルニアを代表するワイナリーであり、グローワー(ブドウ農家)でもあります。
2004年のロキオリは高得点がズラリと並び、過去最高のヴィンテージとの呼び声も高く、例年以上に品薄でした。このウエスト・ブロックもパーカー96-98点、スペクテーター96点で(コレクション・アイテム Collectibles)の超ハイスコアがついています。 |
ロキオリ
一族が1938年から所有していたロシアン・リヴァー・バレーの土地に、1959年、現オーナーの父であるジョー・ロキオリ氏がその潜在能力を見いだし、いち早くブドウの栽培に取り組みました。当時はブドウ栽培農家に徹して、もっぱら近隣のワイナリーにそのブドウを販売していました。
しかし1982年、現オーナーのトム・ロキオリ氏が自社でワインを造り始めました。現在でも栽培するブドウの70~75%は契約ワイナリーに販売されていきますが、ロキオリのブドウを買うことができるのは、ロキオリが一流と認めたワイナリーだけで、ウイリアムズ&セリエム、ゲリー・ファレルなどほんの数えるほどです。
ロキオリのワインは、ワインメーカーでもあるトムが、ゲリー・ファレル氏のコンサルティングを得ながら品質重視を貫いており、今やカリフォルニアのピノ・ノアールの作り手としては屈指の評価を確立しています。中でも単一畑もののピノ・ノアールは人気が高く、ワイナリーでもほとんど試飲すらさせてもらえない逸品です。
リリース価格でいうと「イースト・ブロック」が一番高く、次いで「ウエスト・ブロック」、「リバー・ブロック」「リトル・ヒル」となります。もともと生産量が極端に限られているため、いい年のものはプレミアムがついて200ドルを超えてしまいます。
パーカーのコメント(96-98点) まさにピノ・ノアールの傑作であり、ピノ・ノアールという気まぐれな品種をカリフォルニアのワインメーカーがこれほどまでにうまく飼い慣らしているという絶妙なる好例だろう。栄誉あるトム・ロキオリ、彼はワイン業界でも真に偉大な男の一人である」
ワインスペクテーターのコメント(96点) Collectibles |
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.3センチ)とも状態は良好です。