説明
キュヴェ・アンジェリーヌ・ブリュット
故ジュール・ラサール氏の孫娘の名前を冠するキュヴェ・アンジェリーヌは、作柄の良い年にしか生産されないピノ・ノワールとシャルドネから造られるプレステージ・シャンパーニュで、J・ラサールのまさに看板娘です。
プルミエ・クリュのシャルドネ(60%)とピノ・ノワール(40%)のみを用いた、柔らかく華やかで表現力豊かな逸品です。山本昭彦氏著の「死ぬまでに飲みたいシャンパン30本」の中にも選ばれています。
パーカーの評価(96点) 「1985年キュヴェ・アンジェリーヌは目を見張るようなブーケがあり、フランスの有名なスイーツ、タルト・タタンを思わせる。熟して、バターのようで、リンゴの香りがあり、細かい泡は絶妙なもので、長い余韻があり、リッチな中間部とフィニッシュのためにここ数年に私が飲んだシャンパーニュの中で、もっとも衝撃的なシャンパーニュと思われる。私がシャンパンについてレビューをするのは、ケタ違いのボトルに出会った時だけであるということを読者の方々は覚えておいて欲しい。 この小さなブティック・シャンパンハウスのラッサールがリリースした3つのシャンパンは凄すぎる物だ。高価格ではあるが、偉大なシャンパンほど複雑でフィネスのあるスパークリングワインは世界には存在しない。」 「シャンパンのすべて」(山本博著)より |
J・ラサール
J・ラサールは故ジュール・ラサール氏が1942年に設立した、レコルタン・マニピュラン (RM)と呼ばれる家族経営のシャンパンハウスです。ロバート・パーカーの「ワイン・バイヤーズ・ガイド」ではクリュグ、ボランジェ、ルイ/ロデレール、サロン、テタンジェなどと並ぶ5つ星の最上評価を受けているシャンパンハウスのひとつです。しかし生産量の約70%が昔からの個人顧客に直接、販売されているため、市場にはあまり出まわりません。
シニー・レ・ローズ村に所有する畑はプルミエ・クリュとグラン・クリュのみで、リュット・レゾネ農法(低農薬農法)を行っており、ジュール・ラサール氏亡き後は娘のシャンタル・デゥセール・ラサール女史とその母親が伝統的方法を守り続けています。
J・ラサールで栽培しているブドウはシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3種類ですが、シニー・レ・ローズ村はシャンパーニュで最も素晴らしいピノ・ムニエ種の産地といわれており、多くの大手シャンパン・メーカーがこの村のピノ・ムニエを購入しています。
その味わいはリンゴや洋梨の非常にみずみずしい香りと、しっかりとした肉厚なボディと果実味が感じられ、美しい酸と余韻のバランスは他のシャンパーニュを圧倒します。
ワイン・スペクテーター誌では、NV部門において、J・ラサールのCuvee Preference BrutがあのKrugと同点の93点で並び、最高点を獲得しています。
ラベルに破れ、擦りキズ等がありますので、右上の写真をクリックしてご確認ください。
キャップ、液面の状態は良好です。