Familia Zuccardi [2016] Finca Piedra Infinita

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ファミリア・ズッカルディ [2016] フィンカ・ピエドラ・インフィニータ

パーカー100点!アルゼンチンのワイン史上3本目の快挙!

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商品コード: 210318-2 カテゴリー: タグ: , ,

説明

ファミリア・ズッカルディはアルゼンチンの代表的なワイン産地、メンドーサに拠点を構える大手ワイン生産者です。日本ではサッポロビールが輸入代理店になっているので日本での知名度もかなりあります。しかしサッポロビールが輸入しているのは同社の普及価格帯のワインで、残念ながらズッカルディの最高レベルのワインは日本にはほとんど入ってきません。中でもマルベック種から造られるフィンカ・ピエドラ・インフィニータは年産わずか6000本の超プレミアムワインで、2012年以来、毎年WA誌から高得点を贈られ続けていました。そして冷涼だった2016年、パーカーは100点を献上しました。これはアルゼンチンでは過去に3本しかない奇跡的なワインです。

 

パーカー100
「ここ数年のこのワインの向上を見ていたので予想はしていたが、2016年フィンカ・ピエドラ・インフィニータにはぶっ飛んでしまった。彼らのブドウ園で”supercalcáreo”(スーパー・ライムストーン)と呼ぶ特別な土壌に植えられた小さなロットのブドウを40種類近く組み合わせて造っている。他には”gravas calcáreas”(ライムストーン砂利層)と呼ぶ土壌からのブドウも使うが、Qレンジ地層の深さにまで届いたブドウ樹の果実は使用しない。2016年のワインは、正確性、バランス、エレガンスの点では成層圏と言いたくなるほどハイレベルに到達しており、実に魅力的なワインとなっている。全てのものがあるべき場所に収まり、素晴らしいハーモニーがあり、アロマはクリーンでピュア、その質感と言ったら液体となった白亜のようだ。パワー、エレガンス、エネルギー、フィネスがある。これはここ数年のズッカルディのハードワークを象徴して傑出したワインと言うしかない逸品だ。ブラボー!6400本が2017年2月にボトリングされた。

ズッカルディはワイン生産に注力し続けており、バランスを取りながらも自分たちのワインの素晴らしさを示そうとしている。作業をシンプルにして、ワイナリーでの作業を減らし、より多くのことを畑で行おうとしている。

私は2016年を試飲したが、この年は冷涼で雨の多い年で、ズッカルディも多くのことを学んだ。例えばメンドーサの中心的な地区よりも、ヴェール・デ・ウコ(ウコ・ヴァレー)地区の方が出来が良かった。ズッカルディにとっては史上最高のヴィンテージかもしれないが、上位価格帯のワインは実に素晴らしかった。フィンカ・ピエドラ・インフィニータには実際ぶっ飛ばされた。

2017年は温暖な年で2016年と同様に収量は低かった。2018年は2017年よりも涼しい年だった。ワインはさらにフレッシュさを増し、似た出来の年だった。多くの人はクラシカルなメンドーサができた年だと言っていた。私は2019年ヴィンテージは試飲しなかったが、この年は少々異例で涼しかったのにドライだった(気温は2016年に匹敵するほど低かった)-通常は暖かいとドライになり、寒いとウェットな気候になる。2019年はしばらく待ってみよう。だが現在リリース中のワインにも例外的に素晴らしいワインがある」

マルベック種
マルベックは昔はフランス全体でよく栽培されていたブドウ品種ですが、フィロキセラによって壊滅状態になりメルロにとって代わられるようになり、現在フランスでは南西地方やボルドー地方に限定されて栽培されています。一方で南米に移植されたマルベックはフィロキセラ禍を免れて、アルゼンチンやチリの代表品種になっています。

ボルドーではカベルネやメルロの補助品種としてマルベックが用いられています。また黒ワインとして名高いカオールのワインは現在でもマルベックから造られています。マルベックがブラックワインと言われるほど色が濃くタンニンも豊富なワインになる理由には、マルベックの果皮が黒く分厚いことが挙げられます。熟成したマルベックは鉄や血といったニュアンスも感じられるほど独特な風味も持ち合わせており、他の赤ワインとは異なった個性を持っています。

 

メンドーサ
メンドーサはアルゼンチンの内陸部奥深く、アンデス山脈のすぐ東側にあります。アンデスを越えるとそこはもうチリの首都サンチアゴです。チリワインの銘醸地であるマイポ・ヴァレーとはアンデス山脈を挟むように位置しており直線距離では150kmほどしか離れていません。非常に乾燥してドライな気候でアンデスの雪解け水を利用して、同国の赤の代表品種であるマルベックを主に生産しています。

 

ファミリア・ズッカルディ
1963年設立。アルゼンチンの銘醸地メンドーサに本拠を置く有力ワイナリーです。当時はラ・アグリコラと名乗り、果樹栽培から始めてブドウ栽培へと進みました。当初はバルクワインや濃縮果汁を販売していましたが、1980 年に自社ラベルでワインを販売を始めました。

ズッカルディはメンドーサ市の南西マイプー地区に醸造施設がありましたが、2016年により冷涼で標高の高いウコ・ヴァレー地区にワイナリーを新築して新機軸へと足を踏み入れました。ウコ・ヴァレーは冷涼気候というだけでなく、土壌の違いに着目して栽培品種や台木を選定し、冷涼地の品種特性が十分に生きるようにしています。。開拓当初ろは冷涼気候の特徴を生かし、当時の流行品種であったシャルドネを植えることが多かったのですが、しかし今は栽培地が徐々に標高の高い冷涼な土地へと移っているマルベック種を積極的に栽培しています。

ウコ・ヴァレーの新醸造所でのワイン造りは、当主のホセ・アルベルト・ズッカルディ氏の息子セバスチャン・ズッカルディが担当しています。

 

ラベル、キャップ、液面(コルク下1.8センチ)の状態は良好です。

追加情報

重さ 1.35 kg