説明
シン・クア・ノンのクランクル氏が造ったシャトーヌフ・デュ・パプ!
シン・クア・ノンがローヌのシャトーヌフ・デュ・パプで造った「キメラ」のご案内です。
マンフレッド・クランクル夫妻とクロ・サン・ジャン(Clos Saint-Jean)のヴィンセントとパスカルの兄弟、そして2021年12月に59歳の若さで亡くなったローヌが誇る醸造家フィリップ・カンビー氏の三者によるプロジェクトで、ファースト・ヴィンテージは2010年です。販売はシン・クア・ノンが行っており、シン・クア・ノンのメーリングリストに乗る熱狂的なファンに対してのみ販売されています。生産量は300リッターのバレルで一樽か二樽しかなく、全てマグナムに瓶詰めされます。二次マーケットやオークションでは1本4000ドル以上の値段が付くこともある超レアワインです。
クロ・サン・ジャンの超優良単一畑「ラ・クロ」
キメラはシャトーヌフにあるクロ・サン・ジャンの持つ単一畑ラ・クロ(LA CRAU)のブドウで造られています。この畑は暖かくて⽯の多い土地で、アンリ・ボノーの最上キュヴェであるセレスタンを筆頭にシャトー・ヴュー・テレグラフやシャトー・グロ・カイユといった一流の生産者たちのトップキュヴェを生み出すことで有名です。
ラ・クロのの最大所有者でありかつこの地を開墾した歴史を持つクロ・サン・ジャンはパスカルとヴァンサンの兄弟がワイナリーの指揮を執っています。クロ・サン・ジャンに植えられたブドウ樹は樹齢が100年を超えているものも多く、さらに注目すべきは1ha.あたり15~20hl.という採算を度外視した収量で、パーカーは「笑えるほどに少ない」と評しているほどです。彼らが著名なワイン・コンサルタントであるフィリップ・カンビーとタッグを組んだ2003年の以降、パーカー100点のワインを8本も送り出しており、現在でも世界中を熱狂させるワインを生み出しています。
そのクロ・サン・ジャンのワインに惚れ込んだクランクル氏を加えて生み出されたのがこのキメラです。主たるブドウ品種はムールヴェードルで、デビューからマグナムボトルのみが造られています。
2012年には99点を献上
デビューの2010年以降、パーカーはほとんど試飲していませんが、最後の試飲2012年ヴィンテージには99点を献上しています。
マンフレッド・クランクルがメーリングリストで寄せた2020年のキメラについての文章の日本語訳を引用致します。
「かなり濃いめのワインです。ムールヴェードルに予想されるよりも暗い色で、歴史的、典型的なものよりもさらに暗いです。ノーズは⾮常にきれいで、果実味が前⾯に出ており、深い果実のコンポートがいっぱいで、わずかな⾹ばしさがあり、クランベリーも感じられます。⼝に含むとこの穏やかな巨⼈は驚くほど柔らかくしなやかで、とても魅⼒的で開放的です。ボトルの中のこの太陽光はあまりに⼼地よく、塞ぎ込んだり、ひねった説明を必要とすることもありません。2020年は素晴らしかった2019 年よりもさらにエレガントかもしれません。本当に素敵(LOVELRY)なワインです。LOVELRYという⾔葉に間違いはありません。ラフな所やざらついたりする所は全くありません。飲み手を魅了する準備ができているワインです。これ以上ないほど素晴らしい出来です」(マンフレッド・クランクル)
ラベル、キャップ、液面(コルク下2.0センチ)の状態は良好です。マグナムボトル(1500ml.)のみの生産です。
マグナムボトルのため、他のサイズのボトルと混載しての発送には制限がある場合がありますので、混載をご希望の場合はご相談ください。