説明
カユースはワシントン州ワラワラ・ヴァレーのシラーやテンプラリーニョの作り手ですが、パーカーによって見い出され、今やワシントン州だけでなくアメリカでも最大の注目株となっています。特にフラッグシップのBionic FrogやCailloux, Implsivoなどパーカー99-100点を何度も獲得しています。97-98点のワインも合わせるといったいいくつのワインがランキングされているのか数え切れないほどです。
アメリカでシラーなどローヌ系品種の作り手としてはSine Qua Nonと並ぶ巨頭と言っても良いでしょう。
2014年カイユ・ヴィンヤードはパーカーが100点を献上し「カイユ・ヴィンヤードで史上最高の傑作」と高評価を得た文句なく感動的なワインです。
カユース
フランスのシャンパン・ハウス「バロン・アルベール」家の三男、クリストフ・バロン氏が、フランス人として初めてワシントン州で開設したワイナリーです。彼は当初、オレゴン州にピノ・ノアールの畑を買おうとして渡米したのですが、偶然寄り道したワシントン州ワラ・ワラ・ヴァレーの土地に一目ぼれしてしまい、当初予定のオレゴン・ピノではなく、ワシントン・シラーを造ってしまったというエピソードがあります。
根底にシャンパーニュとブルゴーニュで学んだ醸造学が流れるカユースのワインは、エレガントというよりもむしろゴージャスで、背筋をさすられるようなゾクゾクする味わいにはクロワッサンのように幾重にも折り重なる果実味の“層”が存在し、めくってもめくっても芯にたどりつけないほどの旨みの多重奏は、シラーの究極のスタイルを思わせます。
ロバート・パーカーのみならず、Wine & Spirits誌でも全米最高のシラーにランクされ、まさに今もっとも注目を集めるワシントン州のワインです。 カユースは全てのワインがショップなどで見かけることもない、完璧なオークション・アイテムと言っても過言ではありません。
パーカーのコメント(100点) 「例年よりもヴィオニエのタッチが目立つ2014年シラー・カイユ・ヴィンヤードはワラワラ地区で石ばかりの土地にある最初に植えられた畑から93%シラー、7%ヴィオニエで造られる。驚くほど濃くインクのような色を楽しむと、天国にも上るようなブラックオリーブ、タバコの葉、スモークした肉、胡椒、ブラックカラント、ブラックチェリーのブーケがやってくる。奥行きがありリッチでグラスの中で変化し続け、信じられないほどの複雑さと多層構造があり、このフルボディの傑作にはそびえ立つタンニン、豊満な中間部、偉大な、偉大なフィニッシュもある。シラーとしてはこれ以上はない完全体で、カイユ・ヴィンヤード始まって以来最高のヴィンテージだ。加えてありがたいことに、カユースのシラーでは一番生産量が多い。ブラボー!クリストフ・バロン氏の2014年ヴィンテージはカユースの歴史で真に偉大なヴィンテージとして刻まれるだろう。この年のワインは2013年や2015年と比べても(この二つの年も素晴らしい純度とエレガンスがあるのだが)特筆すべきほど奥行きがあり、リッチで凝縮している。メーリングリストに載るには恐ろしく時間がかかるが、セカンダリーマーケットで入手する努力に見合う並外れたワインである」 |
ラベル、キャップ、液面(コルク下2.0センチ)の状態は良好です。