説明
コールドストリーム・ヒルズはオーストラリア ヴィクトリア州のワイナリーです。所在地は冷涼な気候のヤラ・ヴァレー。上品で優雅、長い余韻が続くワインを造ることで高い評価を獲得しています。
このワイナリーはジェイムズ・ハリデイとその妻スーザンによって1985年に設立されました。ジェイムズはオーストラリアで最も尊敬を集めるワインライターで叙勲歴もある地元の名士。1996年ワイナリーの経営は彼の手を離れ、サウスコープワインの所有となり、現在のオーナーはフォスターズワインです。
日本ではワインマンが「瞬のワイン」でこのワイナリーのリザーブ ピノ・ノアールを「ロマネコンティを超える極上ピノ・ノアール！!」 として取り上げ、それ以来「オーストラリアのロマネコンティ」と呼ばれることが増えました。
「瞬のワイン」今回のワイン
コールドストリーム・ヒルズ ピノ・ノワール リザーヴ
コールドストリーム・ヒルズはオーストラリアを代表するワイン研究家のジェームズ・ハリディが1985年、令涼なヴィクトリア州ヤラ・ヴァレーに設立したワイナリーで、現在、世界最高レベルのビノ・ノワールとシャルドネを生産している。プルゴーニュの頂点を越えるワインをつくるためには更に膨大な投資が必須と考えたハリディは1996年、ワイナリーをオーストラリア最大のワイン会社であるサウスコープ(ペンフォールズ)に売却し、畑やセラーに莫大な投資を引き出す一方、自分はオーナーではなく、ひとりのワインメーカーとして世界の頂点を目指している。
写真はオーストラリアを代表するビノ・ノワールで、特に1997年ヴィンテージは葡萄樹一本当りの果房数が少なく、また結実不良によって房がスカスカの上に、収穫直前に暑く乾燥した気候が続き、非常に小さな果粒となったため、果汁は例外的に凝縮し、素晴らしいワインとなった。実際、例年90gはある一房の重量はこの年、たった40gしかなく、収量は1ヘクタール当り13へクトリットルという、プルゴーニュでも例を見ないものとなった。舌に感じるミネラルの固さは、世界最高のビノ・ノワールだけがもつ個性。
著名なワイン評論誌「The World of Fine Wine」の編集者ニール・ベケットが監修した「死ぬ前に飲むべき1001ワイン」にも登場。
「コールドストリーム・ヒルズはオーストラリアで育つピノ・ノワールの良さが最大限発揮された正真正銘の逸品」と絶賛されています。
コールドストリーム・ヒルズ リザーヴ・ ピノ・ノアール
急斜面で栽培されている樹から選果した凝縮感の富んだ果実を手収穫。ワイナリー全体のピノ・ノアール生産量の内、10%以下しか造られません。ブドウは低温浸漬を経た後、発酵。オークの小樽で熟成されます。
生き生きとしたルビー色。ダークチェリーやブルーベリー、プラムの凝縮感のあるアロマ。野禽類やスパイスの個性的な香り。オーク由来の、焦げたバニラ様の香りで複雑さが加わっています。豊かな酸味と決め細かなタンニンがバランスよくまとまり、凝縮感のある余韻が長く続きます。力強さとエレガンスが見事に同居した高品質ワイン。「オーストラリアのロマネコンティ」と話題になったワインです。
ラベル、キャップ、液面（コルク下2.0センチ）の状態は良好です。