説明
グレース・ファミリーの遺伝子と技を引き継いだシャトー・マルゴー的ワイン
ナパヴァレーにおけるワイン造りを夢見た人物、テレサ・ノートン(Teresa Norton)とトム・ペイン( Tom Paine)の二人により1989年に興されたワイナリーです。その後2000年にワイナリーはチャック&アンのマクミン夫妻に売却されました。
ノートンとペインはリタイアの後、ナパ・ヴァレーに住まいを移しブドウ畑を購入します。場所はナパ・ヴァレー・セントヘレナ地区で90m先にグレース・ファミリーを望むロケーションでした。
二人は、カルト請負人として名高いヴィンヤード・マネージャーのデヴィッド・エイブリュー氏を迎え入れ畑の整備に着手します。そしてグレース・ファミリーのボッシュ・クローンを植え、ブドウの収穫、醸造までグレース・ファミリーが行うという、まさにグレース・ファミリーの弟分的ワインを造り出しました。カベルネ・ソーヴィニヨン100%で、フレンチオークの樽で、2年半熟成させています。
この人知れず小さな畑から生まれた最初のヴィンテージは1992年、250ケースに過ぎませんでしたが、素晴らしい評判を取りました。
設立から1994年まではグレース・ファミリーの初代ワインメーカーを務めたゲイリー・ギャレロン氏。そして翌1995年からは、やはりグレース・ファミリー、ダラ・ヴァレでコンサルティングをしていたワイン造りの女神ことハイジ・バレット女史、その後1999年から2017年まではフィリップ・メルカ氏が引き継ぎました。
ロバート・パーカーはヴィンヤード29の生み出すカベルネ・ソーヴィニヨンをエレガントで複雑なシャトー・マルゴー的なワインと評しています。
パーカーのコメント 95点
「このワインは見事に熟成しており、各構成要素が一体となるプラトーにほぼ到達しているように見受けられる。本例においては、その融合は実に無理なく達成されているのである。フランスの醸造コンサルタントであるPhilippe Melkaによって醸造・育成された本ワインは、当時わずか6エーカーの小規模な自社畑から収穫されたカベルネ・ソーヴィニヨン100%であり、生産量は300ケース未満にとどまる。
香りは複雑で、木炭、黒鉛、カシス、タバコの葉、林床といったニュアンスが感じられる。色調は健全で濃密なルビーから紫を帯びており、酒質はミディアムからフルボディで、見事な凝縮感、純度、そして均整を備えている。このワインは、ナパのカベルネ・ソーヴィニヨンの中でもより優雅で女性的なスタイルに属するものであり、今後10年から15年の間に飲用するのが望ましいのである」
ラベル、キャップ、液面(コルク下1.3センチ)の状態も良好です。







