説明
カリフォルニアの三大シャルドネ
今や実力的にはマーカッシン、オベール、モレ・ファミリーがカリフォルニアの三大シャルドネと言って良いでしょう。中でもモレの「クー・ド・クール」(フランス語で「一目ぼれ」の意味)はモレの所有するブドウ畑から最高のシャルドネを選んでブレンドしたフラッグシップで、すでにパーカー満点を2度獲得しており、毎年外れなく桁違いのシャルドネを生み出し続けています。
2019年もバレル試飲で98-100点というスコアが予想されています。ちなみに過去100点を獲得した2018年と2015年ですが、バレル試飲時ではそれぞれ97-100点、95-98点の予想となっていたので、いずれも瓶詰め後にワインの質がさらに上がったわけです。
「クープ・ド・クール」の歴代パーカーポイント
ワイン・アドヴォケイト誌のコメント(98-100点) 「Coup de Coeur はモレのいくつかのブドウ園のシャルドネをブレンドしたバレル・セレクションであり、オールド・ウェンテ・クローンのみを使用している。2021年2月に瓶詰めされる予定のバレル・サンプルでは新鮮なパイナップル、パッションフルーツ、ピンク・グレープフルーツ、ライムの花の明るく陽気な香りがグラスから飛び出し、新鮮なジンジャー、アーモンド・クロワッサン、チョーク土壌を示唆している。ミディアムからフルボディの口当たりで、柑橘類とトロピカルフルーツの層のビリビリくるような強さを持ち、飲み手を魅了する緊張感と魅力的でミネラルを帯びたフィニッシュが感じられる。195ケースが生産予定」 |
モレ・ファミリー
モレ・ファミリー は、2001年から2005年までピーター・マイケルでワインメーカーを務めたルック・モレ氏のプライベートブランドです。彼はフランスのシャンパーニュで5代続くピエール・モレ・エ・フィス一族の出身で、ブルゴーニュやボルドーで経験を積んだ後、1994年にナパに移住し、ニュートンのジョン・コングスガード氏に師事しました。さらにスタグリンで腕を振るい、2001年にピーター・マイケルにヘレン・ターリー、マーク・オーベールの後釜として招へいされました。
それにしてもピーター・マイケル出身の醸造家によるプライベート・ブランドはいずれも見事な成功を収めています。ルック氏がピーター・マイケルを辞して2006年に興した「モレ・ファミリー」もターリー、オーベールらに劣らぬ素晴らしい成功をおさめています。
あらゆる品種でケタ違いのワインを造るまさにワイン界のオールラウンダー!
何よりも彼が素晴らしいのはカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、ピノ・ノアール、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランからシラーまでボルドー、ブルゴーニュ、ローヌなどのフランスの主要な赤白の品種すべてでケタ違いのワインを造っていることで、ルック・モレ氏の並外れた素質を感じさせます。ピーター・マイケルはカベルネ、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノアールを造っていますが、シラーやカベルネ・フランは造っていませんでした。
モレではこれまで7本のパーカー100点ワインを生み出していますが、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、シャルドネ、セミヨン&ソーヴィニヨン・ブランという赤、白問わずワインのメジャー品種4種類で満点を獲得しているのです。そんな造り手は世界にモレだけです!
ほとんどのワインはメーリングリストで愛好家のセラーへ直行となるので入手はとても困難。パーカーが「走るんだよ!歩いてちゃダメだ。ルック・モレのワイン急行に乗り遅れないように小切手帳かクレジットカードを持ったら、散財の旅に出よう!」と絶賛!
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.3センチ)の状態は良好です。