Hospices de Beaune 1978 Savigny-Les-Beaune Cuvee Forneret (Remy Gauthier) (Minor Damaged Label)

$299.99

ホスピス・ド・ボーヌ 1978 サヴィニー・レ・ボーヌ・キュヴェ・フォルヌレ(レミー・ゴーティエ)(小キズラベル)

ブルゴーニュ20世紀最高のヴィンテージのひとつ!

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商品コード: 250326-1 カテゴリー:

説明

アンドレ・ポルシュレが醸造長を務めた時代のオスピス・ド・ボーヌ!

オスピス・ド・ボーヌは1443年、大法官ニコラ・ロランによって創設されました。寄進された畑のワインを、毎年11月の第3日曜日に競売にかけることで運営されています。これは現在でもブルゴーニュ最大のイベントになっており、毎年どのワインが一番の高値で落札されるかが注目の的です。

オスピス・ド・ボーヌでは所有する畑から取れたブドウを収穫、醸造、樽詰めまでを自社で行い、オークションにかけます。オスピス・ド・ボーヌで1977年から1987年まで醸造長を務めたのがかのアンドレ・ポルシュレ氏。彼のおかげでオスピス・ド・ボーヌのワインの品質は大幅に向上したと言われています。アンドレ・ポルシュレ氏は1988年からはマダム・ルロワに見込まれて、新生ドメーヌ・ルロワの醸造長を務めましたが、1994年にオスピス・ド・ボーヌに復帰しました。ちなみにオークションで、毎年のように最高価格をつける赤がマジ・シャンベルタン・キュヴェ・マドレーヌ・コリニャンなのですが、1985年を落札し、ボトリングしたのがルロワ。なんとそのワインはブルゴーニュでもわずか7本しかなかったパーカー100点ワインとなったことで知られています。

オスピス・ド・ボーヌのワインを落札した業者(通常はドメーヌやネゴシアン)はその樽を自社の樽に詰め替えて、熟成、ボトリングを経てから出荷します。ラベルにはオスピス・ド・ボーヌの名前の下に、落札者の名前が記されます。この1978年を落札したのはネゴシアンのレミー・ゴーティエです。

畑の寄進者である法曹界の名門「フォルヌレ」の名を冠したこのキュヴェは、コルトンの丘に続くサヴィニー・レ・ボーヌ村北部の1級畑であるレ・ヴェルジュレスと同じく1級畑のオー・グラヴァンの畑で取れるブドウから造られます。南部に比べ香り高くミネラル感があり、気品ある味わいに仕上がります。

 

ブルゴーニュ最高の当たり年、1978年!

マイケル・ブロードベントはその著書で「1978年の赤は五つ星の最高の当たり年」とし、ジャッキー・リゴーは「間違いなく20世紀最高のヴィンテージのひとつ」とした非常に優良なヴィンテージです。

ブルゴーニュ 1978年 (マイケル・ブロードベント著 「ワイン・ヴィンテージ案内」より)
「秀逸な年。良質だが生産量が少なかったところへ市場での需用が高潮したので、生産者たちは最低だった77年ものの2倍の値をつけた。樹の生育と開花は春と初夏が異常低温だったために遅れた。8月20日に天候が回復し、葡萄が結実した。秋の天候が非常に素晴らしくて救われた。色づきがよく、アルコール度の高いワインになった。

赤★★★★★  構成の良いワイン。完熟葡萄から果実味、タンニン、アルコール、酸味などのバランスが良くとれ、力強いワインが造られた。 赤は充分満足出来る作柄、多くのもの物は今から2010年まで満開の味になるだろう」

ブルゴーニュ 1978年 (ジャッキー・リゴー著 「ブルゴーニュワイン100年のヴィンテージ」より)
「1978年は、間違いなく20世紀最高のヴィンテージのひとつだ。この年は寒かったために、果実の熟するのが遅れた。開花の始まりは6月9日、28日から29日が開花の盛りで、7月6日に終了した。開花期がこんなに長引いたためにミルランダージュになった実が多く、粒の間にすきまができたおかげで、ブドウの樹は夏の初めの悪天候に耐えることができた。9月になると天候は回復し、10月も申し分なかった。8月の終わりにこのヴィンテージの大成功を想像することは不可能だったところへ、9月1日から好天が居座り、連日10時間も日が照り、さらにはありがたい北風まで吹いてくれた。コート・ド・ニュイの収穫公示は10月9日で、その日から始められた。収量はごくわすかで、平均はヘクタールあたり22ヘクトリットルにすぎなかった。ワインははじめからテクスチュアに優れ、肉感的でタンニンがよく効いていた。

夏の盛りには日が照らなかったが、それに続く季節がすはらしかったのだ。6月の天候がひどく、花がなかなか咲かなければ、造り手はひどく気をもむものだ。しかし、ブルゴーニュでよく言われるように、8月がブトウの果汁をつくったあと、8月末から長い残暑の日々が始まった。樽の段階からすでに美味く、バランスは絶妙、夢のような粘性と絹のテクスチュアがあり、このワインはいま燦然と輝き、今後なお1世紀にわたって生きつづけるだろう。「曾孫」のために、カーヴに何本か残しておいてやってもよいヴィンテージである。

赤ワインだけが「例外的」という表現に値するとしても、白ワインにも刺激的な酸味があって、保存していいヴィンテージである。」

ラベルに少々汚れがありますが、全体的なコンディションは良好です。液面はコルク下2.0センチです。

追加情報

重さ 1 kg