説明
アンリオ
1808年創業の家族経営のメゾンです。アンリオ家は16世紀からシャンパーニュ地方でブドウを作り続けてきた一族で、現在はコート・デ・プラン地区に25ヘクタールの畑を所有しています。現在の主は12代目のスタニスラス・アンリオで、シャルドネを重視したエレガントな造りを守っています。こだわりぬいた品質は、ワイン評論家のロバート・パーカーが高く評価したことでも知られています。フラッグシップは『ブリュット・スーヴェラン』で、グラン・クリュとプルミエ・クリュのブドウだけを使用、気品と奥行きに満ちています。
アンリオのロゼのヴィンテージシャンパンは珍しく、作柄の良かった年しか造られません。本品はロットナンバー L2104111120 のロゼワインです。
ブリュット1996年はワイン王国で最高の評価
ちなみにアンリオの1996年ブリュット・ミレジメ(ロゼではありません)はワイン王国48号のヴィンテージ・シャンパーニュ特集で試飲された32本の中で唯一テースター4人全員がトップ3本に挙げ、クリュグのヴィンテージらを抑えて最高のヴィンテージ・シャンパンと評されました。
ワイン王国 48号「ヴィンテージ・シャンパーニュの贅沢」
これを飲まずしてシャンパーニュは語れず1996年最高の出来! 谷 「これは――すごい! 1996年の中でも突出して美味しい。たっぷりとしたミネラルの中に果実味があり、香りにはブリオッシュやジロール茸のような熟成香が感じられます。 若林 「本当に素晴らしいですね。すっきりとした酸味があるし、シャルドネのエレガントさをきちんと表現している。気泡も細やかで、アフターの酸は、98年より伸びやかです。」 阿部 「もともと「アンリオ」はシャープな酸味が魅力で、メゾンのスタイルになっていますね。96年は、そのスタイルをよりうまく表現しています。その上、キノコやナッツなどの香りが折り重なって複雑さがある。今すぐに買ってきて飲みたいです。(笑) 後藤 「同感です。エレガントで、雑味がまったく感じられない。余韻に酸味がすっと残る感じが優美です。パーフェクトですね。」 谷 「でもこれは、アンリオのプレステージではないんですよね。そのことにも驚いています。堂々たる最高峰の味わいです!」 若林 「そうですね。後半、程よい甘味がふっと感じられるでしょう? 僕は、そこも96年の特徴だと思います。これは本当に、稀有なヴィンテージの、最高によくできたシャンパーニュです。」
全体を通して、印象深かったヴィンテージや銘柄を教えてください。 阿部 「僕も96年。香りがきれいですね。「アンリオ」の美味しさには驚きました。バランスが良くて、今飲み頃。」 若林 「僕も96年が好きです。エレガントな酸、複雑な果実味が溶け合っている。「これぞシャンパーニュ」ですよね。アンリオは本当に素晴らしかった。」 |
ラベル、キャップ、液面とも状態は良好です。