説明
ワイン・アドヴォケイト誌が100点満点献上!
ワイン・アドヴォケイト誌の2023年12月に行なわれた新旧ボルドー試飲にて100点満点が献上されました。この時の試飲では70以上もの古典的銘酒も一緒にテースティングされましたが、このレグリーズ・クリネとともに100点満点を獲得したワインが6つありました。このレグリーズ・クリネ2012年が今後これらのケタ違いのボルドーらと肩を並べる素晴らしいワインになるであろう事を示しています。
- ラフィット・ロートシルト 1959年 100点
- ペトリュス 1989年 100点
- ペトリュス 1998年 100点
- オー・ブリオン 1998年 100点
- オーゾンヌ 1959年 100点
- フィジャック 1949年 100点
Wine Advocate誌のコメント (100点) 「『ワイン・オブ・ザ・ヴィンテージ』の称号にノミネートされたワインが、2012年のL’Eglise Clinetで、ダークチェリーとベリーを連想させる肉厚で包み込むようなポムロールに、甘草、スパイス、鉛筆の芯、トリュフ、バラの花びらが混ざり合っている。フルボディで、幅広でテクスチャーがあり、豪華で広がりがあり、コアに素晴らしい深みがあって、しなやかなタンニンと長く共鳴するフィニッシュがある。シームレスでチャーミング、そして非の打ちどころのないバランスのこのワインは、ヴィンテージを超越しており、見かけによらず今でも飲めるが、生まれて11年ではまだ思春期に過ぎない」 |
ちなみにレグリーズ・クリネ 2012年のブレンド比率はメルローが90%、カベルネ・フランが10%となっています。
2020年に当主が62歳の若さで逝去
永きにわたりこのシャトーでワインを造ってきた当主のドゥニ・デュラントゥ氏は2020年5月に62歳でこの世を去りました。病気を患っていたといいます。ドゥニ氏は1957年生まれでグランゼコール「パリ政治学院」で、政治と経済を修め、ボルドー大で醸造を学びました。芸術家のマリー・レイラックと結婚して、1982年に26歳でシャトー・レグリーズ・クリネに参画して素晴らしいワインを造り続け、このシャトーをポムロールでもトップクラスのシャトーに押し上げました。
ワイナート誌7号のポムロール特集ではペトリュス、ラフルールとともに表紙を飾ったポムロールを代表する銘醸!
ワイナート誌の記事の中では「堅牢で豪快、かつ奥深いところで、心をくすぐる官能性に世界の注目が集まる。流行とはまったく別の次元で真に正しいものはきちんと世の中で評価が正当になされる」と紹介されています。
グリース・クリネは高級ワインとよく言われますが、それはワインの評論家にポムロールのベスト12に選ばれた実績があるからこそです。
ディヴィット・ペッパーコーン氏は「古典的ポムロールは最高の品質」、ヒュー・ジョンソン氏は「ポムロール トップシャトーのひとつ」、クラスマンは「偉大なテロワールがもたらす、豊かな味わいを持つ特筆に価するワイン」と、世界の専門家も絶賛する素晴らしいワインです!
シャトー・レグリーズ・クリネ (ロバート・パーカー著 「ボルドー第4版」より) 「レグリーズ・クリネは、その生産量の少なさからアペラシオンで最も知られていないワインの1つだが、豊かな果実味があり、豊満で、肉付きが良く、常に最上のポムロールに格付けされる。品質は、今現在の新しいスターであるクロ・レグリーズやレヴァンジル、ラ・コンセイヤントなどに匹敵する。レグリーズ・クリネは、まだ玄人だけの秘密の存在だが、実は熱狂的なファンを持つため、この素晴らしいワインを手に入れるのは難しい。その品質と稀少性は高値をつけるが、探しても買うだけの価値がこのワインにはある。絶対に購入すべきだ。ポムロールの中で最も知られていないレグリーズ・クリネは、典型的な粘性を持ち、ジューシーで、豊かな果実味のスタイルのポムロールを生み出す。ワインは素晴らしく、そして伝統的に造られていることで知られているが、生産量があまりにも少ないため、殆ど飲まれていない。葡萄畑はポムロールの丘の、深い砂利層に砂や粘土、鉄などが混じりあった土壌がある教会の裏に位置している。レグリーズ・クリネは、1956年の甚大な霜の災害後、植え替えが行なわれていないポムロールのシャトーの一つで(1985年と1987年の寒波災害でも被害を受けなかった)、その結果、非常に古い葡萄樹があり、中には樹齢100年を超える葡萄樹も存在する。1983年までは、ポムロールで最大で最も良く知られたシャトーであるクロ・ルネのオーナー、ピエール・ラセールが、メタイヤージュの契約でこの畑を管理し、豊かでバランスが良く取れ、柔軟でしっかりとしたワインを常にうまく醸造していた。その後、シャトーは若くて非常に熱心なドゥニ・デュラントゥによって運営されている。彼はこの小さな葡萄畑を、非公式ポムロールのヒエラルキーの頂点にまで引き上げた。その秘密は、デュラントゥの品質に対する目覚しい献身のみならず、葡萄樹の平均樹齢が40~50年であること、そして良作年でも困難なヴィンテージも、収量の4分の1をラ・プティット・エグリーズというセカンドワインに格下げしていることだ。このドゥニ・デュラントゥの努力は、誰も十分に称賛し尽くせないだろう。ワイン愛好家がポムロールのベスト12の1つであると認めているため、レグリーズ・クリネの価格は非常に高い。」 |
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.7センチ)とも状態は良好です。