Marcel Deiss Grasberg Bergheim 2000

マルセル・ダイス 2000 グラスベルグ・ベルグハイム

パーカー94点 小石しかない畑で、信じられないほどミネラリーで奥行きのあるワインが生まれるグラスベルグ!

アルザスのワインは歴史的に、RieslingとかPinot Grisなどフランスのワインとしては例外的にブドウ品種名が書かれています。しかし、そこでテロワールの重要性を説き、INAOに働きかけて品種名なしの畑名だけをラベルに記載することを、認めさせたのがジャン・ミシェル・ダイス氏なのです。彼の功績でようやくアルザスも他のフランスの産地同様に扱われるようになったと言うべきでしょう。

 

グラスベルグ
「グラスベルク」は「草しか生えない場所」という意味で、場所は著名なアルテンベルグ・ド・ベルグハイムの丘の頂上部(約340m)に位置する南東き斜面の畑です。ちなみに中腹の南向きの斜面がグラン・クリュのアルテンベルグになります。

この畑は粘土質が全くない、純粋なジュラ紀の石灰岩の畑で、土もほとんどなく、小石のみで出来ているため、農業は成り立たず、ブドウ栽培だけが可能な場所です。そのためワインは非常にミネラリーとなり、熟した果実を思わせる複雑なスタイルです。安定したテロワールを誇り、ヴィンテージによる変化があまり出にくいと言われるワインです。

この2000年グラスベルグはリースリングとピノ・グリのブレンドになります。

 

パーカーのコメント(94点)
「2000年グラスベルグは剥いたタマネギや土のアロマを感じる。幅があって、広がりを感じさせ、口の中を覆ってしまうようなワインで、男性的な振り幅と格の違うグリップを感じさせる。オイルのような質感で、ミディアムボディ、ピュアで輪郭のある果実味には白桃やスパイス、ミネラルのフレーバーがある。この濃厚で、凝縮した巨大なワインは、完全に花開くまでそれなりの忍耐力が要求されるだろう。予想される飲み頃:2006-2016年。」

 

マルセル・ダイス
ダイス家は、コルマール市から約7キロ北方の、ベルグハイム村に1744年から続いています。1945年にマルセル・ダイス氏が創業し、自社ビン詰めを開始しました。その後、息子のアンドレ・ダイス氏を経て、現当主であるジャン・ミシェル・ダイス氏に継承されました。ミシェルの超人的な働きで、大いなる発展を遂げ、現在ではアルザスの頂点と言われるまでになりました。

また、ワイナート誌第15号「フランスの白ワイン」特集において、巻頭トップでとりあげられたのがこのドメーヌ・マルセル・ダイスです。

反逆者、頑迷、傲慢など様々な誹謗中傷を受ける革命的天才児ジャン・ミシェル・ダイスが作る究極のアルザス・ワインです。彼の目指すワインはテロワールの表現としてのワインであり、決して単なるアルザスワインではないのです。「アルザスのワインが、土地が本来持つ力と比べて、評価が低いのは、大量に収穫された未熟なブドウで作られる、平板で薄くて力がなく、単独での個性と魅力に欠けるワインが多すぎるからではないか。そのため特定の料理と一緒に飲まれねばならず、土地の味がしないワインになっているからではないのか。」そういう間違った方向にあるワイン造りに敢然と立ち向かったのがジャン・ミシェル・ダイスなのです。

そうやって造られる彼のワインは、一般的に「スッキリした爽やかな」と思われているアルザスワインとは全く異なり、すさまじい程の凝縮度と複雑性を保ちながらも、優しく自然な調和をみせるワインとなります。

 

『ワイナート15号 フランスの白ワイン特集』
「彼のワインが、かくも恐るべき凝縮度とかくも隔絶した複雑性を示しつつも、あくまでも優しい自然な調和の美を見せるのは、それが人為のワインではなく、真にテロワールのワインだからである。」

 

ラベルには細かいキズがありますので、右上の写真をクリックしてご確認ください。
キャップ、液面(コルク下0.3センチ)の状態は良好です。

$99.99