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「レア&カルトなワインの物語----ワインは人が作る」


第25回 「カリスマ逝く、ディディエ・ダグノー」

また一人、ワイン界のカリスマが世を去った。仏ロワール地方のプイィ・フュメ
(辛口の白)の第一人者であるディディエ・ダグノー氏が、2008年9月にフランス
南西部ドルドーニュ地方で飛行機事故のため亡くなった。なんと享年52歳という若さ
だった。

ダグノー氏はウルトラ・ライト・エアプレーンと呼ばれる超軽量の飛行機を自身で
操縦中に、離陸時に何らかのトラブルに見舞われ、そのまま墜落した。

自分の運転する飛行機事故での死亡というのも劇的な死に方だが、ワイン造りのスタ
イルも全く型破りだった。ワイン造りのスタートは1982年だが、全く経験のない状態
から、故アンリ・ジャイエ氏の影響を受け、超低収量、手摘みによる収穫、区画ごとの
ボトリング、小樽での発酵など意欲的なワイン造りを行った。そしてそれまで早飲みが
当たり前だったプイィ・フュメの世界に常識を覆す超熟型のワインを生み出した。

ワイン造りを始める前はオートバイ・レーサーや犬ぞりレーサーとして世界を転戦する
などエネルギッシュで人がまねできない生き方は、私にはアメリカでレストラン・
チェーン「ベニハナ」を成功させた故ロッキー青木氏や、バージン・グループを率いる
リチャード・ブランソン氏を彷彿とさせる。

またカリフォルニアのカリスマ的ピノ・ノアールの作り手であり、やはりアンリ・ジャ
イエ氏を信奉するオー・ボン・クリマのジム・クレンデネン氏もダグノー氏にそっくり
である。これらの人たちはみんなボサボサの長髪にヒゲ面と風貌も似通っているな。

さて彼の最高峰であるSilexは、以前はアメリカでは1本50-60ドルだったのだが、現在
では100ドル前後にまで高騰している。

ワイン界の重鎮としてはカリフォルニアワインの父と呼ばれたロバート・モンダヴィ氏
が今年5月になくなっており、また一人貴重な人材をなくした。幸いにして、ダグノー
氏の4人の子供らによって、ワイン作りは引き継がれていくという。


久しぶりの発行になりましたが、いかがでしたでしょうか。

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