メールマガジン

「レア&カルトなワインの物語----ワインは人が作る」


第21回 「パロマ(1)」

今、ナパでもっともホットなワインメーカーといえば、ロバート・フォーリー。
これまでもメルマガで、彼のことは取り上げてきましたが、彼のつながりでもう
一件、ワイナリーをご紹介したいと思います。それはナパにあるパロマ・ビンヤ
ード(Paloma Vineyard)です。

パロマの最大のヒットは2001年のメルロー。ワインスペクテーター誌が、2003年
のワイン・オブ・ザ・イヤーに選んだのです。これはパロマにとっては全く青天
の霹靂でした。同誌が発売されるやいなや、パロマには引き合いが殺到しました。
それまでは40ドル前後で売られていたパロマのメルロー2001年は今では200ドル
近くのプレミアがついて取引されています。

さて、このパロマのオーナーはジムとバーバラ・リチャーズ夫妻。二人とも年齢
は70代前半。パロマ・ビンヤーズを所有して20年になります。二人はもとも
とテキサス出身。南部訛りの言葉で温かいもてなしをしてくれるご夫婦だそうで
す。

ジムはテキサスでジムは石油地質学者として働いていました。ワインを飲むのも
作るのも好きだった二人は、ナパにセカンドハウスが欲しいと思うようになりま
す。それにしてもアメリカ人は第二の人生としてワイン作りをする人が多いです
ね。といってもかなりの成功を収めた人ばかりですが。

1983年に友人のダン・ダックホーン(ダックホーン・ビンヤーズ)から「い
い土地があるよ」との連絡がありました。セントヘレナから西へ5マイル、スプ
リング・マウンテンの上にあるその土地がとても気に入った二人は購入を決定。
それが現在のパロマ・ビンヤーズです。

標高の高いこの土地ではメルローが良く育つだろうと予測したダン・ダックホー
ンの勧めもあり、リチャーズ夫妻は1985年にメルローを植えます。これが一
躍素晴しい葡萄に!…と言いたい所なのですが、最初の数年は失敗続きでした。
「本当にメルローで良かったのだろうか?」と不安になるほどだったそうです。

しかしそれにも転機が訪れます。1991年にプライド(Pride Vineyards)に葡
萄を売ることになったのです。パロマの葡萄は1993年にプライドのメルロー
としてデビュー。これがスマッシュヒットとなり、1994年から正式にプライ
ドへ葡萄を供給することになりました。そして余ったメルローをプライドのワイ
ンメーカーであるロバート・フォーリーがパロマのメルローにしてくれることに
なったのです。(続く)

----------------------------------------------------------
●メルマガ配信中
「レア&カルトなワインの物語---ワインは人が作る」 
申し込みとバックナンバーはこちらから 
http://www.littlewine.com/

----------------------
●世界のレア&プレミアムワインをアメリカからお買い得価格でご提供!●
「ちいさなワイン屋さん」 http://www.littlewine.com

ちいさなワイン屋さん ウェブマスター
<webmaster@littlewine.com>

Tentando Superabis, Inc.