メールマガジン

「レア&カルトなワインの物語----ワインは人が作る」


第18回 「ロバート・フォーリー」

前回のメルマガでご紹介したプライドのワインメーカー、ロバート・フォーリー
氏についてもっと詳しく取り上げたいと思います。

ロバート・フォーリーといえば、カリフォルニアワイン業界では知らない人はい
ない程の名ワインメーカーです。特にメルローの評価が高く、「魔法の指を持つ
男」とまでも言われています。

彼は現在プライドのワインメーカーとして働くかたわら、アワーグラス
(Hourglass)やスイッチバックリッジ(Switchback Ridge)等のワインメーカー
も勤め、また自身のワイナリーであるロバート・フォーリー・ビンヤーズ
(Robert Foley Vineyards)等も手がけています。そのどれもが非常に高い評価を
得ています。生産量が少ないこともあり、入手するのが難しいワイン達です。

ロバート・フォーリーが葡萄と出会ったのはまだ子供の頃でした。航空業界に勤
めていた父親が、持っている土地にメルローやカベルネの葡萄を植えたのが始ま
りです。彼の父はワイン作りが趣味で、フォーリーは幼い頃から父親の手伝いを
していました。

彼の父親は趣味といえどもかなり本格的にワイン作りをしていたそうで、ついに
はフレンチオークの樽を購入するまでになったとか。中学生の頃からメルローや
カベルネのワイン作りに携わって来たフォーリーにとって、ボルドー品種に興味
を持ったのはごく自然な成り行きだったようです。

趣味としてワイン作りをしていたフォーリーに転機が訪れたのは高校生の時。イ
ングルヌック(Inglenook)のマーケティング部門で働いていた近所の知人が、UC
デービス校の醸造学を学べばワイン作りを専門とすることが出来ると教えてくれ
たのです。

これを聞きフォーリーは迷わずUCデービスへ進学し、1977年に卒業。同年か
らハインツ(Heitz)で働きはじめます。その後マーカム(Markham)で15年間
働き、そしてプライド(Pride)のワインメーカーとして働きはじめます。

プライドで最高の葡萄に出会ったフォーリーはその才能を十二分に発揮し、プラ
イドをカリフォルニアワインの中でも指折りのワイナリーの一つに押し上げまし
た。フォーリーのワインメーカーとしての評価も確固たるものとなったのです。

そんなフォーリーの集大成ともいえるのが、自身のワイナリー、ロバート・フォ
ーリー・ビンヤーズ(Robert Foley Vineyards)です。ここで作られているワイ
ンはクラレット(Claret)一種のみ。そう、クラレットといえばプライドにもリ
ザーブ・クラレットというボルドーブレンドがあります。

ある時、プライドのオーナーであるジムとキャロライン夫妻がフォーリーに「プ
ライドの葡萄を使ってクラレットという名の君のワインを作ってみないかい?」
と提案してくれたそうです。フォーリーはこのことに対し、「二人は私にとって
雇用主以上、友人以上のかけがえの無い人達です。本当に感謝しています。」と
言っています。

フォーリーのクラレットも、プライドのクラレットもプライドの葡萄を使ってい
ます。プライドのクラレットが60%メルロー、40%カベルネのブレンドであ
るのに対し、フォーリーのクラレットは80%カベルネ、20%メルローという
カベルネ主体のブレンドになっています。

「完璧な出来」といわれる2001 Robert Foley Vineyards Claretはものすごい濃
縮感、ピュア、完熟ながらエレガント。ブラックベリーリキュール、カシス、ア
カシアの花、エスプレッソ、チョコレートの素晴しい香り。フィニッシュは60
秒と長いそうです。今飲んでも楽しめるが10〜30年は熟成すると言われてい
ます。

プライドのクラレットとフォーリーのクラレット。同じ畑の葡萄で同じワインメ
ーカー。ブレンドの割合だけが違うこのワインを飲み比べる。こんな贅沢、して
みたいですね。

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