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「レア&カルトなワインの物語----ワインは人が作る」


第17回 「Pride Mountain マウンテン・ボルドーの頂点」

カリフォルニアのボルドースタイルワインといえば真っ先に頭に浮かぶのがナパ
バレーですが、それと並び称せられるワインとしてナパのマウンテンワインがあ
ります。

マウンテンワインとはその名の通り「山の上のワイン」。ナパバレーを囲む山の
上で育った葡萄を使ったワインです。バレー(谷の)ワインとはまた違った個性
を持つマウンテンワインは一度飲めば忘れられないほど美味。かっちり、しっか
りしたタンニンとリッチで滑らかな舌触り、緻密で複雑な味わいが特徴です。

そんなナパのマウンテンワインの代表と称されるのがプライド(Pride Vineyard)
です。数あるマウンテンワインの中でもプライドのワインは独特の濃厚さ、かっ
ちりしたタンニン、アーシーさがあり一度飲むとその美味しさを忘れることが出
来ません。

プライドのワイナリーがあるのはナパとソノマの中間に位置する山の上。ナパの
セントヘレナからソノマ方面へ山道をひたすら走ると到着します。プライドの門
をくぐるとそこに広がるのは一面の葡萄畑です。

山頂に広がる葡萄畑はほぼ全て南向き。標高2000フィートという高所にある
プライドではナパバレーに発生する霧の影響を受けることが無く、日照時間がと
ても長いことが特徴です。土壌は非常に水はけがよく葡萄に適度なストレスを与
えます。山頂の薄い空気は葡萄の皮をまんべんなく引き締め、これがすべらかな
舌触りのワインを生みだすといわれています。

プライドはジムとキャロライン・プライド夫妻によって所有されています。19
90年までは葡萄栽培のみを行い、ロンバウアーの施設を借りて少量のワインを
作っていました。そんなプライド夫妻が現在のワインメーカー、ロバート・フォ
ーリーに出会ったのは1992年のことでした。

当時マーカム(Markham)のワインメーカーをしていたロバート・フォーリーはプ
ライドの畑を見て「ものすごい衝撃を受けた」と言います。バレーとは全く異な
る土壌、標高、気候に惚れ込み、プライドのワインメーカーとして働きはじめま
す。

ロバート・フォーリーといえば、現在では知らない人はいない程の超有名ワイン
メーカーですが、彼がここまでのステイタスを築きあげられたのもプライドとい
う高品質な葡萄に出会えたからと言っても過言ではないでしょう。

ジムとロバートはプライドの畑のテロワールについてじっくり話し合ったそうで
す。その結果、現在畑は27のブロックに分けられています。同じ畑ながらブロ
ックによって全く個性の違う葡萄が育つそうです。27ブロックの葡萄は別々に
収穫、醸造、熟成され最終的にロバート・フォーリーの手によってブレンドされ
ます。赤はメルロー、カベルネソービニオン、カベルネフラン。白はビオニエ、
シャルドネとしてボトリングされます。

さらにこれらのワインの中から特に良いものを選りすぐって作られるのがリザー
ブカベルネソービニオンとリザーブクラレットです。

リザーブカベルネソービニオンは100%カベルネ。通常のワインよりもさらに
6ヵ月長く熟成され、ボトリングした後も8ヵ月熟成されます。

リザーブクラレットはカベルネとメルローのブレンド。こちらも6ヵ月長く熟成
され、少量のカベルネフランとプチベルドーがブレンドされます。そしてボトリ
ング後8ヵ月熟成されます。

どちらのワインも少量生産で、大変人気があるため入手は困難を究めます。しか
しもし幸運にも見つけることが出来たら15年は寝かせてみたいワインです。以
前違うワイナリーの15年ものマウンテン・メルローを飲む機会がありました
が、その美味しさは身震いするものがありました。プライドのリザーブワインも
きっとそれ以上の感動を与えてくれることでしょう。


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