メルマガ番外編 (2010年1月)
   
管理人が選ぶ2009年ベストワイン!

毎回テースティング・ノートをつけているわけじゃないので、毎年この時期に思い出しながら書いています。そもそもみんなでワインを楽しんでいるときにノートをつけ始めるってのも、興ざめですしね。あくまで個人の印象に残った順です。

今年はブルゴーニュが多く上位にランクインしました。

       
  第1位 Wine of the Year 2009
Georges Lignier Clos St. Denis 1985 (フランス・ブルゴーニュ赤)
 

サンフランシスコ郊外のMill Valleyという山の中の小さな街にある「エルパセ オ」という日本人が経営するフレンチレストランに、持ち込みで飲んだワインです。上品な雰囲気の中で、リーズナブルで日本流のフレンチが楽しめる素晴らし いレストランで、2009年にミシュラン一つ星を獲得。(ちなみにもうすぐサンフランシスコ中心部に移転するため現在クローズ中だそうです)。

1985年はブルゴーニュでも屈指のビンテージですが、実はこのワインは商品とし て購入したのですが、最初からビンテージ・タグがなくなっていたため、自分で飲むことにしたのです(仕入れ先によると1985年とのことなのですが・・・)。でも大 ヒットでした。エレガントな中にも、果実味がしっかり残っており、なめらかで優しい味わい。正に今が飲み頃でした。

   
  第2位  
Ch. d'Yquem 1979 (フランス・ボルドー・貴腐ワイン)
 

年末の恒例の同級生とのワイン会で持ち込ませてもらったワイン。お店は鹿児島市にある「ヴァンダンジュ」というフレンチ・ビストロ。フレンチとしては鹿児島でも味は最高の部類じゃないでしょうか。

ディケムに合う料理はフォアグラというのが定説になっているので、とりあえずお店には「ディケムを持ち込むので、フォアグラの料理を合わせてください」と事前にお願い。

フォアグラはソテーしてあり、付け合わせはリンゴのコンポート。フォアグラは単体で十分美味いのですが、そこでこのディケムを口に運ぶと言葉にならない美味しさ!ネットリとしたフォアグラと、さわやかだが濃厚なディケムがどんぴしゃり!まさにこれがマリアージュというものでしょう。

       
  第3位  
Perrot Minot Gevery Chambertin 2005 (フランス・ブルゴーニュ赤)
 

ペロ・ミノの2005年が素晴らしいことはパーカーの点数でも知れるのですが、この一番下のクラスでも素晴らしい出来でした。凝縮度ではグラン・クリュには及びませんが、滑らかなテクスチャーや奥行きのある組み立て、フィネスなどACジュヴレ・シャンベルタンとしては傑出しています。もちろん味わい的にはこれ以上のものはいくつもありましたが、価格を考えたパフォーマンスでは最高に近いです。

       
  第4位  
Lecheneaux Clos de la Roche 2003 (フランス・ブルゴーニュ赤)
 

ちょっと液漏れしていたのですが、全く味わいは問題ありませんでした。シルクのような滑らかなテクスチャーの、エレガンスとパワーがうまく両立し、端正なプロフィールはさすがレシュノー。まだまだこれから熟成を重ねていくでしょう。

       
  第5位  
E. Guigal Cote-Rotie La Turque 2001 (フランス・ローヌ赤)
 

年1回自宅で開催しているワイン会のメインとして飲みました。いわゆるギガルの三銃士のひとつ。なによりもファーストタッチの鮮やかさに驚かされました。口につけた瞬間にいろいろなフルーツやミネラルが押し寄せてくる感じでした。もの凄くパワーがあるのかと思いきや、意外とおとなしめなワインでした。まだまだ熟成させた方がいいんでしょう。

       
  第6位  
Kistler Chardonnay Stone Flat Vineyard 2005 (カリフォルニア・白)
 

毎年のようにランクインするキスラーです。ストーン・フラットは2005年がファースト・ヴィンテージとなる新しい畑ですが、なんとパーカーがいきなり95-97点!実際、キスラーらしい複雑さとコクを持ち合わせた素晴らしいシャルドネ。これなら世界のどこに出しても最高の白ワインで通用するでしょう。

       
  第7位  
Forman Cabernet Sauvignon 1992 (カリフォルニア・赤)
 

実はあまり期待していなかったのですが、予想に反して素晴らしいカベルネでした。全く古さを感じさせないフレッシュな味わいに、カリフォルニアのカベルネの良いところを詰め合わせたような逸品です。

       
  第8位  
Quilceda Creek Cabernet Sauvignon 2006 (ワシントン州・赤)
 

ご存じワシントン州で最高のカベルネを作り続けているクィルシーダ・クリーク。パーカーが毎年のように99点とか100点を献上し続けているモンスターワイン。しかし味わいは「モンスター」というよりもエレガントでハンサムなワインです。まさにワールドクラスのカベルネ。今後の熟成でどうなっていくのか楽しみです。



       
  第9位  
Ch. Beychevell 1978 (ブランス・ボルドー赤)
 

「神の雫」にベイシュヴェルの古酒が素晴らしいとの記述があり、飲んでみようかと思ったワイン。何よりも香りがスゴかったです。コルクを明けたとたんにブワーっと香りが当たりに広がりました。まるでブルゴーニュワインのよう。最初は堅い味わいでしたが、時間がたつにつれて、酸味が和らぎ、美味しいワインに変貌していきました。

       
  第10位  
Ch. Latour 1963 (ブランス・ボルドー赤)
 

管理人のバースデイ・ヴィンテージのワイン。あまり良い年ではありません。しかし熟成して、カベルネ・ソービニヨン系の強い性格が取れてしまい、まるでピノ・ノアールかと思いました。2位のディケムの次に飲んだのですが、ソムリエの方も「本当にピノ・ノアールみたいに熟成してますね」と言っていました。