メルマガ番外編 (2009年2月)
   
管理人が選ぶ2008年ベストワイン!

毎回テースティング・ノートをつけているわけじゃないので、毎年この時期に思い出しながら書いています。そもそもみんなでワインを楽しんでいるときにノートをつけ始めるってのも、興ざめですしね。あくまで個人の印象に残った順です。

       
  第1位 Wine of the Year 2008
Domaine Leroy Richebourg 1992(ブルゴーニュ赤)
 

今年もナンバーワンは年末に日本で開いたワイン会で開けた1本です。ここのところ毎年年末に日本に帰省していますが、必ずと言っていいほどワイン会を開いています。

ちょっと液漏れの跡があったので心配だったのですが、全く問題ありませんでした。ブルゴーニュワインって液漏れしやすい気がしますね。特に最近はコルクのギリギリ下までワインを詰めていて、2-3ミリしか隙間がないものもあり、ほんのちょっとした温度変化でも吹いてしまうことがあります。例えばセラーから出して、ちょっと室温(20度くらい)に置いていただけで吹くこともあります。

今年もひいきのフレンチビストロに持ち込ませてもらい、ソムリエに抜栓をお願いしました。やはりシルクのような舌触りに、熟成したなめし革のブーケ。やっぱりルロワは美味しいすね。

ただこの日管理人は体調が悪かったのです。日本に戻ってから連日連夜飲み続けたせいで、とうとうこの日の午後から胃が食べ物を受け付けてくれなくなってしまったのです。ワインはなんとか入っても、全く食欲がわかず、せっかくの美味しい料理とのマリアージュも楽しめずじまいでした。

やっぱりムリがきかない年になってきたってことですね。いいワインを開けるときは体調管理にも気をつけなきゃ。

   
  第2位  
Aubert Pinot Noir Reuling 2006  (カリフォルニア赤)
 

12月に自宅で開いたワイン会で開けました。リューリング、美味しかったです。第三位のラフィットの前に開けたのですが、非常にシルキーでエレガント。山中の静かに澄んだ湖面を思い起こさせます。それでいて薄っぺらさはどこにもなく、しっかりとした果実味もある。さすがオーベルト!

       
  第3位  
Ch. Lafite Rothchild 1999 (フランス・ボルドー赤)
 

ラフィットは管理人にとって思い出のワイン。まだ20代のころ、ボルドーには5大シャトーと呼ばれる別格のワインがあるということを初めて知り、いつかは5大シャトー全部を飲んでみたいと夢想したものでした。

5大シャトーのワインは当時でも2万円くらいはしたのですが、清水の舞台から飛び降りるつもりで初めて買って飲んだのがラフィット。そのとき飲んだラフィットの美味しかったこと!のど元を滑り落ちるような滑らかな感触、雑味のない気品ある味わい、「世の中にはこんなに美味い飲み物があるんだなあ」と本当に感動しました。

そしてこの1999年、パーカーもスペクテーターも95点です。何かに例えることのできないまさに複雑な味わいでした。しかしタンニンも十分にあり、まだまだ熟成途中。「ワインの女王」とも例えられるエレガントさはラフィットの真骨頂ですが、いまだに女王の素顔はベールの中ってところでしょうか。

しかし、ラフィットはやはり初めて飲んだ時の印象が強すぎて、期待はずれとは言いませんが、今ひとつ満たされない感じはしましたね・・・・

       
  第4位  
Valentini Trebbiano d'Abruzzo 2003  (イタリア白)
 

イタリアの神品と言われるヴァレンティーニ。ここのフラッグシップは赤のモンテプルチャーノ・ダブルッツォですが、この白もいけました。イタリアは赤ワインの印象が強く、白ワインは?と言う感じですが、さすがヴァレンティーニ。辛口に仕上げた、滑らかで果実味のある味わい。

       
  第5位  
Meo-Camuzet Nuits-Saint-Georges Aux Boudots 1997 (フランス・ブルゴーニュ赤)
 

ブルゴーニュというとどうしても特級ワインに目がいくのですが、最高レベルの作り手は一級でも十分に素晴らしい。それを感じさせてくれた1本です。

1997年と言う年はあまり良い年ではないのですが、実に素晴らしかったです。滑らかで、パワーがあり、いくらでも飲めてしまう。さすがメオ・カミュゼ!

       
  第6位  
Chapoutier Ermitage De L'Oree 1991  (フランス・ローヌ白)
 

こちらも12月の自宅でのワイン会で開けた1本。もの凄くドライ!シェリーかと思いましたよ。白ワインというと果実味バリバリのシャルドネばかり飲んでいる人にはガツンというインパクトがありました。「オレ、この味大好きだ〜」といたく気に入ってくれた人もいました。 きつめの性格の美女って感じでしょうか。優しく包み込んでくれるリースリングなどと一緒に飲んだら、まるで違う性格にビックリするでしょうね。

       
  第7位  
Georis Clos des Moutons 2003 (カリフォルニア赤)
 

カリフォルニアのメルロ-は滑らかで、果実味豊かでも、複雑味に欠けるものが多いのですが、このワインはかなり高いレベルで、ポムロールも真っ青でしょう。それもそのはず、あのペトリュスのクローンを使って作っているのだそうです。

ワイン好きで知られるハリウッド・スターのジャック・ニコルソンやトム・クルーズもここのワイナリーの顧客だそうですよ。

       
  第8位  
Nyetimber Classic Blend 1995 (イギリス・スパークリング)
 

珍しいイギリスのスパークリング・ワインです。イギリスの南東部はフランスに近く、土壌も似ており、いい泡系ワインができるそうです。このワインはとても泡が微少でした。優しい泡で、いまにも泡が止まってしまいそう。でも深い果実味に、トースト香が印象的でした。



       
  第9位  
Ch. Lascombes 2005 (ブランス・ボルドー赤)
 

ボルドー2005年は史上もっとも高額で取引されたビンテージです。五大シャトーなどはリリース価格が1000ドル超でしたから、なんか手が出ないですよね。
ラスコンブはパーカー94-96点を献上していますが、ボルドーの2005年にしてはお買い得。実際、エレガントで、奥行きのある味わいは思わず微笑んでしまいたくなるほど。しかしまだまだ熟成が必要です。あと5年は待ちたいですね。

       
  第10位  
Kistler Chardonnay Vine Hill Vineyard 2005 (カリフォルニア白)
 

毎年キスラーはため息が出るほど美味しいシャルドネを届けてくれます。このヴァイン・ヒル2005年もパーカー94-96点ですが、とにかく点数がどうのこうの言うのがバカらしくなるほど美味しい。キスラーだったら毎晩でも飲んでいたいですね。